- ベストアンサー
立フライス盤の加工方法とは?必要なけがきとは?
- 立フライス盤は、加工方法によってけがきが必要な場合とそうでない場合があります。
- けがきが必要なのは、特に切削深さが大きい場合や硬い材料を加工する場合です。
- けがきをする理由は、切削時に発生するチップや切りくずを排出するためであり、加工精度や被加工物の状態を確認するためでもあります。
- みんなの回答 (2)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
- ベストアンサー
非NCの汎用機で作業する場合、多くがデジタル位置表示装置を付けているが、それも無い場合を想定します。 となるとハンドルカラーの目盛りだけで動かさねばならない。これの精度は通常の作業には充分な精度があるが、送りねじのガタ(バックラッシュ)があるので1方向でしか値が見れない。ハンドルカラーは1回転5ミリ程度なので回数を覚え常に計算しつつの運びになるので間違い易い。 なので、ケガキを入れておくと途中まではそれを見ながら送って、回数を覚えることが省けるので間違いにくい。 それと縦横単独でなく斜めに送るのは、目盛りでも感覚でも無理でケガキ線を頼りに送るしかない。 こんなところだと思います。 デジタル位置表示装置があって縦横単独の送り=角形状の彫り込みなどなら、極く浅く加工して目印に出来るのでケガキは省けます。
その他の回答 (1)
先生に聞きに行きなさい!・・・・と言った方が良いのかな? でも、この手の質問は年配者が得意な分野・・・特別にお答えします。 最近は汎用の機械でもデジタルスケールが当たり前になっていますので益々ケガキの出番は減りましたね。 ケガキの必要な理由としては 1.六面形状の確認の為 四角い材料から異形に仕上る為には何度も掴み替えます。 ケガキの線を頼りに位置出しをしたり、削りすぎを確認します。 2.工程によって複数の機械を併用する場合 旋盤→フライス→ボール盤 などの工程があるとケガキは有効です。 3.バイスによる斜め掴み 1.と重複しますが 治具等を使わずケガキを基準に角度を出します。 4.刃物によって必要な場合 昔の工具はロウ付けなど自作の刃物も多く使っていました 1本刃のカッターや奇数刃の刃物は事前に径を測定するのが面倒で ケガキ線を頼りに荒加工して、残りの取代を測定して仕上ます。 5.ワークの芯出し時も、点あたりでは不向きな場合もあります その場合、定盤などに置いて座り具合を見ながら中心をケガキいて その位置を基準したりします。 上記以外にも色々とやり方はありますが時間が来ましたので、この辺で失礼。
お礼
お礼、遅れてすいません。 非常に詳しく、とてもわかりやすかったです。 また、”平田先生の機械加工の基礎知識”も参考になりました。 まだまだ勉強不足なので、これから頑張っていきたいです。 本当にありがとうございました。
お礼
とてもわかりやすく、丁寧に教えて頂きありがとうございます。 なぜ、立フライスはケガキが必要でNCフライスはケガキを省けるか 理解できました。勉強になりました。