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焼付け塗装の密着性と剥れにくさの理由
- 塗装を焼き付けることで、密着性が上がり、剥れにくくなります。焼付け塗装は、塗料が高温で加熱されることで、表面に接着力を高める酸化皮膜が形成されます。この酸化皮膜により、塗料が基材に密着し、より強固な接着が実現されるのです。
- 焼付け塗装の密着性と剥れにくさのメカニズムは、塗料の成分が熱で変化し、酸化皮膜を形成することにあります。この酸化皮膜は、基材と塗料との結合を強化し、剥れにくくします。また、高温で塗装されるため、塗料の硬化も促進され、耐久性も向上します。
- 焼付け塗装は、密着性が高いだけでなく、耐熱性や耐薬品性も優れています。さらに、これにより腐食や劣化から基材を守ることができます。焼付け塗装の理論や実践について学びたい場合は、塗装技術に特化した書籍や専門誌を参考にすることをおすすめします。
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書籍などはよく分かりませんが、おそらく焼付け塗料のことをおっしゃっているのでしょうね。 塗料が硬化する方法は何種類かあり、ビギナーさんがおしゃっておられた、溶剤で(シンナーや水)塗料を溶かしその溶剤が蒸発することによって 硬化する物は揮発乾燥型といいます。前書にもありますようにラッカーや 塩化ビニル樹脂塗料などがそれにあたります。 その他に、酸化乾燥とか酸化重合乾燥とかいわれる硬化の仕方があり これは、溶剤が揮発した後、塗膜が空気中の酸素を吸収して、 さらに重合(化学変化)をともなって乾燥硬化する物です。 代表としては油性ペイントやフタル酸樹脂エナメルなどがあります。 油性ペイントなどは揮発乾燥型と間違われることが多々ありますね。 最後に重合乾燥型といわれるもので、これは塗料に化学反応を 起こさせて乾燥する方法ですが、この化学反応を起こさせる為に する所作が色々とあります。代表的なものは、 質問にありました熱を加えるということです。 他にも、硬化剤を加える、光を当てるなどと言う物もあります。 最後に基本的なことですがこれらの塗料は硬化の方法によって 専用の塗料となっています。たとえば揮発型の塗料を焼付けしても 性能的に意味がありませんし(早く乾くだけ)、硬化剤を加えるものを長時間置いておいても正しい硬化はしません。中には見た目で乾いているものもあるかもしれませんが密着が悪かったり、色が出なかったりと正常な 塗膜では無いことがほとんどです。 長文になってしまいましたが、そんなところだと思います。 参考になれば幸いです。
端的に言って化学変化するからです。 絵の具やラッカーなどは単に溶剤分(水やシンナー)などが蒸発するだけ (物理変化)なので溶剤を加えれば溶けますが、 焼付け塗料は化学変化なので含まれる樹脂そのものが変質します。 書籍などは探せばいくらでも出てきますよ。 塗料メーカーのホームページなどにも載ってます。
お礼
参考になりました。 ありがとうございました。
お礼
丁寧にありがとうございました。 参考になりました。