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ダイカスト業界の流動及び凝固解析とは?
- ダイカスト業界において、流動および凝固解析の導入を検討しています。
- よきアドバイスや実務的な情報を教えていただきたいです。
- 投稿内容がサイト運営趣旨と異なるかもしれませんが、初心者としてお見逃しください。
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流動解析導入を検討されている様ですが、導入した後の使い方が重要です。 私どもが導入した解析ソフトは「アドステファン」でしたが、導入後使い方が 問題となります。 使う人は、鋳造、金型に対して知識が有る人(ベテラン)をサブに置き、 解析を行う人は、パソコンなど知識が有る人がやって行く。 解析を行う意図として、今まで、感と経験で金型のランナー、ゲート ガス抜きを決定していた物を、流動解析を使い有る程度間違いの無い 金型を制作し、トライ回数を減らす目的で有ると考えます。(真の目的) しかし、現実はゲート断面積とオーバーフロー位置を決定しただけで流動解析を 行い、「大きな間違いが無い」などと言って金型を製作してしまう。 流動解析で金属を流す設定も、キャビティー内が真空状態で行う物ですから すべて、綺麗に製品が鋳込まれてしまいます。 その様な解析で金型を製作してしまいますから、出来て来た金型は 悲惨な湯流れで、不良率も高い金型に成ってしまいます。 最初に上げた「鋳造、金型に知識が有る人(ベテラン)をサブに付けて」が有りましたが その人と一緒に流動解析を行い、鋳造条件、金型温度、ガスの抜け具合など あらゆる条件を入れて解析をして、金型を制作し、試作を行い、問題点を金型を 製作した時の流動解析にインプットして行く。 データーの蓄積が必要です。2年程度繰り返すと、かなり良い確率でベテラン抜きで 金型が出来て行きます。 非常に高価な買い物(800万円くらいかな?)な為、上記の様な体制が 出来るか?を先に検討すべきだと思います。 当社に対して、導入前にきっちり上記の様な決めが無かったものですから、 製品図を書いた後、適当に流動解析を行い、客先との金型方案に決定に使います。 すべて、綺麗に湯が回っている為、客先はokサインをくれます。(間違った使い方です) しかし、どんなに条件を蓄積して行っても、万能では有りませんよ
お礼
ご回答ありがとうございました。導入した後の使い方が重要との事で、 慎重に検討致します。 当方の目的は、技術者の育成が追いついてないから、頼ろうとしておりました。 貴重なアドバイスありがとうございました。