- ベストアンサー
小径長尺シャフトの外径加工におけるビビリ対策
- 小径長尺シャフトの外径加工におけるビビリ対策について、条件の変更点や解決策を教えてください。
- 被削材はSCM435で、寸法はΦ14です。チャックからの突き出しは250mmです。シャフトを片側回転センターで2kg/mm2の押圧力で加工しています。回転センター側の端面から約40mmの位置でΦ11mmにレース加工する際にビビリが発生しており、条件を調整しても改善できません。以前は周速100m、送り0.12、仕上げしろ0.8mm(片肉)でノーズR0.2の研磨チップを使用してビビリが止まりましたが、同じ条件でも今回はビビリが発生しています。
- 今回の小径長尺シャフトの外径加工において、ビビリが発生しており改善方法を模索しています。現在周速や送り、削りしろなどの条件を調整していますが、どの条件から変えれば良いのか悩んでいます。経験のない私にアドバイスをお願いします。
- みんなの回答 (2)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
- ベストアンサー
小径長尺加工大変ですよねぇ~。 以前加工した事例を書いてみます。 まずネガチップをポジチップへ、ブレーカーをスクイ角の大きい物へ変更と荒削の削り量を増やします。この場合でしたら一回に3ミリ挽いてしまいます。 切削条件ですが、荒削は回転は低く送りを速くです。仕上げ代は使うノーズR位有れば十分です。仕上削ですが送りは荒さ指示が有るの為余りいじれないので、回転で調整です。要は工具カタログに書いてある条件では削れません。極端に低いか高いかへ切削条件を振ってみる事です。 以前の加工事例は同じLB300使用でSCM440材、突き出し420mm Φ19をΦ16h7へ加工でした。 仕上げ代ですが、薄くするのであれば荒削りはびらないのが前提ですが、大体びるので0.2R使用ならΦ0.4~Φ0.6位でビビリ面が取りきれるよう、荒削り条件を調整します。 ワークの逃げですが、相手が細いので多少逃げます。しかし、削り量を多くして刃先を材料に食い込ませた方が、ビリにくい傾向がありました。逃げたとしても仕上げ代調整で取りきれる範囲に収まると思います。
その他の回答 (1)
オークマさんの旋盤には向いていない加工です。 オークマさんの旋盤は、主軸固定型旋盤で短尺加工向きです。小径長尺加工の得意な主軸移動型旋盤で加工する事が最大の近道です。 シチズンマシナリー/スター精密/ツガミ/野村精機の機械で20型位を持っている加工屋さんに頼まれた方が早く対処出来ると思いますが。 よけいな事と思われた場合にはご了承下さいね。
お礼
いやぁ、おっしゃる通りかもしれませんね。 現状、他社に出して引き受けてもらえる単価は出せないですし、自社で新たに設備したところで償却できるような仕事でもないので、なんとか今ある設備で対応するか、あきらめるかのどちらかになってしまうんですよね。 私は営業もやるので、飛び込みなどいきますと世間一般にある旋削仕事は買い叩かれた単価のものばかりです。 まぁ、あと半年ぐらいもつかなって感じです。(笑)
お礼
アドバイスありがとうございます!! 殆ど経験のないケースでしたので、暗中模索してました。 チップメーカーさんの言うことは殆どあてにならないのは、経験済みでしたので・・・似たようなケースで経験者のアドバイスは本当にありがたいです。 仕上げしろは、ネガとはいえスクイ面の大きな研磨タイプのG級ブレーカで、0.2ぐらいで思いっきりビビッたのでどんどん大きくしていった経緯がありました。 やはり、ネガではニバンの影響があるから限界があるんですねぇ。 早速、試してみます! 仕上しろ0.2ということは、荒削りでビビらない前提ですよね? 一回で荒削り3mmひいとき、ワークが逃げないかが心配ですね。細いですから。 いろいろとアドバイスありがとうございました! 結局、荒削りでは多少ビビリがでましたが、なんとか仕上げでビビらない条件をだすことができたみたいです。 ただ、量産品なだけに、10本程度削っただけでは完全に条件が出たとは言い切れませんが・・・ でも、アドバイスどおり仕上しろΦ0.4ぐらいでビビない条件は、周速V50mの送りF0.15でした。 当然ですが、チャックに近い程条件を上げられそうですが切削途中で送りや周速を上げると仕上面に結構影響が出るみたいなので、一定条件で削ることにしました。 逆に、荒削りでは周速V100m、送りF0.2でネガのチップでも十分に加工できることがわかりました。ただし、スクイ面が大きいため、切り屑はかなりのびますが・・・。 いやぁ、アドバイスいただいてなかったらいい結果を出すことすらできなかったと思います。本当に心強かった!感謝しております。ありがとうございました!!