• 締切済み
※ ChatGPTを利用し、要約された質問です(原文:SUS440Cの真空焼入れ後の錆について)

SUS440Cの真空焼入れ後の錆について

このQ&Aのポイント
  • SUS440Cを真空炉にてHRC60に焼入れ後、焼き戻し200℃、HRC58を行いました。熱処理後に水道水にて錆が発生するものと錆が発生しないものが同一ロット内で起きました。真空炉で組成が変化してこのような現象が起きるのでしょうか?
  • 錆びないために不動態膜処理をしても錆びるものがあります。錆を止める方法はないでしょうか?
  • 硬度の関係で440Cを使用しています。

みんなの回答

noname#230359
noname#230359
回答No.2

回答(1)に追記、改訂します。 SUS440Cは、焼き入れ加熱によって、クロム(Cr)と炭素(C)の化合物が基地に溶け込み、Crは耐食性に、Cは焼入れ硬さに寄与します。通常の鋼材では、同一ロット内での耐食性(サビの発生傾向)のバラツキ発生は考えにくいです。 むしろ、真空炉での過剰装入によって発生する、装入位置による加熱冷却効果のバラツキ、または真空炉の冷却性能の不足などが原因として考えられます。即ち、焼入れ加熱不足によりCr炭化物の溶け込み方が不十分の場合、または焼入れ冷却速度がゆっくりの為、Cr炭化物が再析出して、耐食性が劣化する場合などが推測されます。 いずれにしても、現品の顕微鏡による比較試験により、容易に不具合現象が確認できます。当該鋼材メーカーに協力を求めて対処することが賢明です。 これらのメーカーの技術サービスは、当該商品を形成する要因に含まれるもので遠慮は無用です。念のため申し添えます。以上参考になれば幸いです。

noname#230358
質問者

お礼

ありがとうございます。 メーカへ協力依頼してみます。

noname#230359
noname#230359
回答No.1

原因としては、ロット内での熱処理状態のバラツキが考えられます。440Cの耐食性は Cr炭化物の固溶状態によって差異を生じます。焼き入れ加熱が不十分の場合は、耐食性が劣化しサビが発生し易くなります。現品の顕微鏡観察によって、容易に判明しますので、仕入れ先を通じて鋼材メーカーに調査を依頼し、解決策を検討されることをお奨めします。以上。

noname#230358
質問者

お礼

参考になりました。 ありがとうございます。