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金属薄板の加工について
- エンボスとコイニングの違いについて解説します。
- 金属薄板のエンボス加工は、表面に模様や凹凸をつける加工方法です。
- 一方、コイニングは金属薄板を曲げて形状を作る加工方法です。
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エンボスとコイニングは、加工された物の表面だけを見ればほとんど同じですが、金属製品の場合は裏を見ればまるで違います。 mackey氏がナンバープレートと硬貨の例を挙げられていますが、ナンバープレートの裏側をご覧になったことがあれば、浮き出し文字を裏側から張り出して加工しているので、表の浮き出し文字の通りに裏はへこみとなっているのが見て取れます。板厚をほとんど変化させずに凹凸をつけることで模様を浮き出させるわけです。 それに対して、硬貨では両面に異なった文様が浮き出していますから、模様と地の部分では板厚そのものが異なるわけで、単純な張り出しや押し出しではなく、両面の模様の凹凸を逆に刻んだ頑丈な金型に素材を入れて非常に強い圧力を加えることが必要で、その型は両面ともメス型ということになります。 エンボスでは、浮き出させたい模様を凸に刻んだオス型と凹に刻んだメス型の一対の型を作って、その間に素材を挟むか、あるいはオス型あるいはメス型だけを作り、ゴムなどの弾性材と型とで素材を挟む、という方法で素材に凹凸をつけることで、模様を立体的に浮き出させます。 エンボスは比較的やわらかくて塑性変形させやすい素材の表面に立体的な模様をつけたい場合、手間と費用をあまり掛けずにできますから、たとえば名刺や市販のグリーティング・カードの浮き出し模様のように金属以外の紙や布など素材にも用いられます。 素材によっては、模様の型を押し付けるだけで反対側から型やゴムで押さなくとも、模様以外の地の部分を圧縮して浮き出し模様を成形できるので、裏を見てもへこみが無い場合もありますし、たとえば木材のようなものなら両面に浮き出し模様を施すことも可能で、B坊は両面に浮き出し加工を施した木製の葉書を見たことがあります。 そのような製品は一見するとコイニングしたかのようにも思われますが、実は浮き出させたい模様を凹凸を逆に刻んだ成形ロールを両面分の2本作り、その間に板を通して旧式の洗濯機のローラー絞り機のようにロールを回しながら模様を押しているのです。面でなく線で圧力を掛けるので、比較的小さい力でお手軽に加工ができるというわけです。 このような方法になると、もうエンボスとも言い難いのですが、コイニングではないことも確かです。強いて言うならロール成形でしょう。 金属以外の素材に頑丈な金型と強力な加圧機(プレス)を必要とするコイニング加工を施すことは、まずないでしょう。
こんにちは。私は板金加工屋で、展開図を作成しています。 私の知ってる限りでは、アマダの金型専用ホームページやコニックのホームぺージに掲載されていますので参考にしてください。
エンボスとは、張り出し成形を主にした成形方法で ナンバープレートの数字なんかがこれに相当するかと・・・ コイニングとは、板厚方向に力を加えて硬貨(Coin)の 文字を成形するような鍛造に似た加工法かと・・・