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マシニングセンターのクーラント消費量について
- マシニング加工の初心者ですが、マシニングセンターのクーラントの消費量について教えてください。
- 週に24時間連続運転を1~2度行い、その他の日は5時間程度の稼働です。毎週最低でも60~80リッターはクーラントを補充しています。
- クーラントの消費量は普通なのでしょうか?クーラントの減りを少なくする方法はありますか?また、クーラントの減った分はミスト化して加工室内を漂っているのでしょうか?換気扇の設置やセミドライ加工の検討も必要でしょうか?
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> お勧めのミストキャッチャーや取付時の注意点などあれば > 教えてください。 お勧めというかこれしか使ったことないので・・・・サンワーカー ミストピュア 選択したころは工作機械メーカで装着率が高かったですね 数年使っていますが問題なしです。 注意点はとくに無いですが機械の大きさに合わせる必要がありますので メーカに相談しください。 それと吸入口には切粉が飛び込みますので切粉よけが有った方がいいですね > > それにしても、1日50Lの継ぎ足しとはすごいですね。 多面パレットで24hr連続運転掛けていますのでそれが主な原因だと思います。
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切削油剤メーカの者ではないので参考程度に読んでいただければと思います.まずクーラントが減少する原因ですが,一つはご指摘のようにミスト化して飛散する物もしくはタンクや加工エリアから蒸発する物です. 厳密に言えば,飛散する場合は加工に寄与する添加剤や油剤が全て飛散しており,蒸発する場合は主に水分ですので残りの加工液の特性は異なってきます.もう一つは切り屑と共に排出されてしまう物です. これも添加剤と油剤がセットで排出されます.機械のスペックや加工時のワーク周辺温度,そして工場の雰囲気温度がわかりませんので,現在の消費量が多いか少ないかははっきり言えません. まず,減ったクーラントの補充は原液を追加されているようでしたらすぐに止めてください.希釈率を標準もしくは薄目にして補充してください. この時,pHや濃度管理を必ず行って下さい. 濃度が高くなるとバクテリアの発生は減りますが,切り屑に絡まりやすくなって外部に排出される量がかなり増えます.現状ではコンベアからクーラントのしずくがたれていませんか?チップバケットの底にクーラントが溜まっていませんか? まずはクーラントのpHと濃度管理をしっかりやってから流量調整などをワークの温度上昇,加工性能の低下を招かない程度のレベルでやってみて下さい. セミドライは向き不向きがはっきりしているので即戦力の方法ではないと思いますよ.実験しながら使えるかどうか見極めてからの方が良いと思います.もっと細かく書きたいですが長くなるので.
お礼
アドバイスありがとうございます。 クーラントの補充は、毎回水に原液を溶かしてからクーラントタンクにいれ、 5分くらいポンプを回して吐出・循環させた後、吐出口の所から垂れる雫を 濃度測定器(名前忘れましたが、プリズムのやつです)で測定して 5.5~7.5くらいにしています。 何となく濃度があまり薄いのは良くないのかなと思っていました。 薄目(5.5位?)でもよいものなのでしょうか? とても詳しいアドバイスで大変参考になりました。 ありがとうございました。
> (1)クーラントの消費量はこの位は普通なのでしょうか? 例えばウチノ5軸MC、 フルカバー、 機械のサイズ 1000□テーブル、 吐出圧力 30kg/mm^2、 スピンドル常用回転数 4500~6000rpm、 被削材質 SCM80% FC20%、 切粉の状態 連続した切粉無し、 クーラント バスコ1000、 ミストキャッチャー装備、 稼働時間1日24hr稼働で50L/1日の継ぎ足しです。 ミスト飛散と切粉&ワークによる持ち出しまたこの季節だと水分蒸発が 考えられます。 > (2)クーラントの減りを少なくする方法はないでしょうか? > 吐出量を減らせば、減りは少なくなるのかなとも思うのですが、 > 加工に対する影響が心配で、吐出量は全開(ジャブジャブ状態)で > 使用しています。 > もし、吐出量を絞れるとしたら、どの位を目安にすればいいの > でしょうか? > (3)減った分のクーラントはミスト化して加工室内を漂っていると > 考えるべきでしょうか?特に目では見えないのですが…。 > やはり、換気扇の設置などを検討すべきなのでしょうか? 吐出量は減しても加工に影響がでるのなら本末転倒になります 対策 1.ミストキャッチャーの設置、コレはオペレーターの健康管理にもなります いくら植物性でも吸入はまずい 2.切粉バケットの底にドレン抜きを設け自然落下で戻す 3.切粉の量が少ないのなら切粉用の円心分離器で分離する 4.バスコならメーカの営業に言われたと思いますが適正な濃度管理をすれば かなり原液は節約できます、つまり水が揮発して濃くなったまま使用している 可能性が有ります、濃いと持ち出しも多くなります。 > また、セミドライ加工なども検討すべきなのでしょうか? 深い穴などがあれば現在のセミドライではまだ難しいと思います し何より機械の改造が必要となります、後付は大変です。 ウチノ機械は6APCですのでクーラントが大量にパレットに乗ったまま APCしますので減りは特に多いと思います 戻りはありますが大きいために戻る率は低いですね。
お礼
アドバイスありがとうございます。 ミストキャッチャーの件は仰ると通りだと思います。 お勧めのミストキャッチャーや取付時の注意点などあれば 教えてください。 バスコの濃度は継ぎ足した後、しばらくクーラントのポンプを 回して循環させてから、プリズムの濃度測定器で確認しています。 今後は継ぎ足す前にも頻繁に濃度測定してみます。 それにしても、1日50Lの継ぎ足しとはすごいですね。 とても参考になりました。 ありがとうございました。
ウチでも同じような稼動率ですが、1週間に60リットルも補充しません。 ちなみに切削油はクーラントとありますので水溶性ですよね。 ウチと御社の大きな違いはウチでは油性であること。この結果、ウチでは2ヶ月で20リッターぐらいの補充をします。 最近では水溶性で加工をするのが、環境問題に絡めて主流になってきているみたいですが、うちでは加工精度、刃のもちを考え油性を使用しております。 ラジアルでは水溶性のクーラントを使用しておりますが、クーラントを使用しなくても水が蒸発してかなり減ります。 クーラントが機械からもれていないのであるならばある程度仕方のないことかも知れませんね。 参考になれば幸いです。
お礼
アドバイスありがとうございます。 当方は水溶性です。油性は使ったことがないのですが、 加工だけを考えれば、油性の方がいいものなのですね。 うちで水溶性のものを使っているのは、やはり環境に配慮して ということです。 参考になりました。 ありがとうございました。
うちは、毎日補給してます、容量が小さいのでバケツ2杯ですか満タンは、バケツ6杯ぐらいなので比率としては、ものすごいですが・・・ メーカーに聞いたら 原因は、回転速度が速いため、霧化し うちの機械はオイルミストコレクターが着いているので、すべて吸引 フィルターを通すので、ほとんど、外には出ません また、ミストになるのは、水の部分だけ (油も多少はミストにっているはずですが) 油もミストになっていたら、計算上3日で水だけになるはず? というわけで、毎日バケツ2杯入れているわけです 水道の設備がMCの近くに欲しい・・・
お礼
アドバイスありがとうございます。 やはり回転速度が速いと、霧化しやすいのですね。自分でもなんとなく そんな気がしていました。回転によって、滴が微細化されるのでしょうか? なるほど、オイルミストコレクターを機械に取り付ければ、 効果的でしょうね。うちでもこの方向で考えていきたいと思いますが、 お勧めのオイルミストコレクターなどがあれば教えていただけないで しょうか? ありがとうございました。
お礼
Gally さん お返事ありがとうございます。 サンワーカーの「ミストピュア」ですね。 早速調べて参考にさせていただきます。 また、注意点についても具体的な内容で助かりました。 いろいろとありがとうございました。