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42アロイ材のメッキにおける効果的な前処理法
- 42アロイ材にレジストで穴パターンを形成し、Ni-Coメッキをしているが、メッキの密着性が悪くはがれが生じている。脱脂、硝酸洗浄、Cuメッキの前処理を行っているが効果が不十分。効果的な前処理法を求めている。
- 42アロイ材へのレジストによる穴パターン形成後、Ni-Coメッキをするがメッキの密着性が悪くはがれが生じている。現在は脱脂、硝酸洗浄、Cuメッキの前処理を行っているが効果が不十分。効果的な前処理法を探している。
- 42アロイ材にレジストで穴パターンを形成し、Ni-Coメッキをしているがメッキの密着性が悪くはがれが生じている。現在は脱脂、硝酸洗浄、Cuメッキの前処理を行っているが効果が不十分。効果的な前処理法についてのアドバイスを求めている。
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42材の前処理で硝酸を用いないこととは別として、 >Ni-CoとCuメッキ間で剥離が生じます。 ということでしたら、Cuめっきから、Ni-Coめっきまでの間に問題があるのではないでしょうか? 例えば、 ・CuめっきがNi-Coめっきに移行するまでに乾燥してしまった。->銅の酸化膜形成 ・この間の水洗が不十分だった。->塩の形成 といった原因も考えられますが。
基本的に前処理の活性化が悪いと思われます。 42材で熱がかかっているので、酸化膜が強固についているのでしょう。酸化膜を除去するには硝酸では不適です。一般的に硫酸、塩酸系でしょう。 例として、ハーメチックシール等のアセンブリー工程を得た物は400500℃くらいの熱がかかり、表面の酸化膜が非常緻密でに除去に困難ですが、工程としては、1.酸化膜を緩める2.酸化膜を除去する3.スマットを除去する。といった3工程が必要です。 今回の物がどの程度の酸化膜かわかりませんが、前処理を変える必要があると思います。 エッチング剤、化研、塩酸等。
お礼
早速アドバイスをありがとうございます。 ・表面の酸化膜処理を見直さないといけないのですね。 ・工程1,2,3が有りますが、具多的にはどのような内容なのでしょうか。 *こちらのシステムが悪いのかもしれませんが、HPが開けませんでした。他に適当なものがありますか。
ステンレスの不導体化に硝酸が用いられるように、硝酸はニッケル表面に酸化物を形成します。ですから、42材を硝酸で活性化しようとしても、酸化物膜を形成してしまうため、密着は悪くなります。 42材のエッチング液は、こういった酸化物を形成せずに42材の表面を活性化します。 当社では、熱硬化樹脂でパッケージしたICのリードフレーム(42材)へのめっきで使用しています。樹脂でパッケージする際に、42材表面に形成した酸化膜を除去するために使用しています。 念のためにもう一度お尋ねしますが、 >今のところは、42アロイ材とCuメッキは問題ないと考えています。 というのは、材料としての42材と銅めっきそのものには問題ないということですね。 1.42材/Ni-Coめっきのなかで、42材/Ni-Coめっき間で剥離が生じる。 これを改善しようとして加えた銅めっきで、 2.42材/銅めっき/Ni-Coめっきのなかで、42材/銅めっき間で剥離が生じる。 ということですね。それなら、前処理の問題になります。
補足
度々、アドバイスをありがとうございます。 ・酸化膜の除去が必要であり、膜の除去方法を再検討する必要が有ることが分かりました。 ・「42材/銅めっき/Ni-Coめっきのなかで、42材/銅めっき間で剥離が生じる」事については、Ni-CuとCuメッキ間で剥離が生じます。 ・ただし、Cuは□200mmの42アロイ材全面にメッキを行いますが、Ni-Coはレジストで開口したパターン□80umですので、接触面積が比較になりません。よって、一概に比較できないのです。
>板材とメッキの密着性が悪く 42Alloyと銅めっきの密着が悪いということでよろしいでしょうか? 42Alloyですから、硝酸洗浄がマズイのじゃないでしょうか? ニッケル系合金を硝酸で活性化しようとすると、Niの不導体化を招いてしまう恐れがあります。 薬剤メーカーで42材用のエッチング液がありますからこれを利用してはいかがでしょう。
お礼
早速アドバイスをありがとうございます。 質問内容に不備があり、すみません。 ・密着性が悪いのは42アロイ材とNi-Coメッキです。 ・以前は脱脂+硝酸処理で進めていましたが、密着性が悪く、Cuメッキを追加しました。ですが、あまり大きな効果は得られませんでした。 ・今のところは、42アロイ材とCuメッキは問題ないと考えています。 追加で質問させてください。 ・密着性が悪いのは酸化膜が形成されるからですか。 ・また、アドバイスの有りました42材用の液の処理目的を教えてください。
お礼
度々、ありがとうございます。 ご質問な件、思い当たる事があります。 ・酸化膜形成が42アロイ材よりCuの方緩いと思いCuメッキを表面に行うようになりましたが、作業区の関係でCuメッキ後は一度完全に乾燥します。その後、Cuメッキに酸処理のみを行いNi-Coメッキをしますので、「Cuめっきが乾燥してしまった。>銅の酸化膜形成 」が該当します。 先ほど、42アロイ材の酸化膜処理についてアドバイスを頂きましたが、やはり、しっかりした酸化膜処理が必要なようですね。