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バラの花びらのドライフラワーを作りたい!方法やおすすめのお花は?
- バラの花びらのドライフラワーを作りたい方へ。乾燥剤とタッパーを用意して、花びらの取り扱いについて教えます。
- バラの花びら(花全体ではなく)をちぎってから乾燥させる方法や、お花ごと乾燥させてから取っていく方法を解説します。
- 他に色が濃いお花でドライフラワーに適しているものがあれば、おすすめのお花も紹介します。
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バラの花弁をバラバラの状態でお使いになられたいのなら、やはり生のうちに一枚一枚丁寧に外して、それをシリカゲルに埋めていくのが良いです。バラの花一輪をそのままシリカゲルに埋めるのは、花弁の隙間全てにしっかりとシリカゲルを詰めていかないと出来上がった時に形が崩れるので手間と埋める時間がかかる上に、すっかりパリパリに出来上がるので、それから花弁を外すと外しにくくて花弁が割れ易いです。 今回のシリカゲルを入れて乾燥させる容器は深い物よりも浅めで広いものの方が向くと思います。できればシリカゲルの量は容器の容量と同じくらい用意してください。 まずシリカゲルを3~5センチ敷き詰めて、バラの花びらの窪みに合わせて置く数だけ窪ませてからそこに花弁の内側を上にして置き並べていきます。スプーンなどで少しづつ横の方にそっとシリカゲルを詰めていって、すべての花弁の横に詰めたら花弁と花弁の間もシリカゲルを入れていき、花弁の外側の高さを平らにします。 それから花弁の内側にシリカゲルを入れていき、すべて入れたら更に3センチくらい敷き詰め、それからまた同じことを繰り返し埋めるのは2~3段くらいでやめておきます。あまり何段も重ねてしまうと上の重みで下の物の立体感がつぶれ気味になりますので・・・。もちろん可能でしたら一段だけ埋めるにとどめておければ花弁の生の時の立体感そのままで仕上がります。 他の花のシリカゲルのドライフラワーで向くものは、できるだけ花の形が単純な物、花弁が大きい物、あまり瑞々しさが無い花弁。できれば花弁が生の内から薄い物より厚めの物が合いますが、水っぽく花弁が大きいダリアは出来上がるとかなり縮んでしまい、赤い色は赤黒くなる事もあるのでご注意を。小輪のポンポン咲きダリアあたりだと縮んでも気にならないかもしれませんが、隙間からシリカゲルを出す時にちょっと面倒かも。 スプレー咲きカーネーションだと八重咲きでも花弁の重なりが単純ですし大きさも手ごろなので一輪づつ切り離して埋めるには良いかも。あとで針金と緑のテープで茎を付けるのなら生のうちに細いワイヤーを通してから乾燥して下さい。 シリカゲル乾燥で一番向かない色は白色。綺麗な真っ白に仕上がるものはほとんどありません。逆に綺麗に色が出易いのは鮮やかな黄色とオレンジと紫色。 なのでヒマワリの類は向いていますが花自体が大きすぎるので、それに似た宿根ヒメヒマワリだと一輪が小さく向くかと。一重咲きは埋めるのも難しくなく、八重咲きの物なら隙間に丁寧に少しづつシリカゲルをいれていけば形が保たれると思います。チトニアも使えると思います。ジニア(ヒャクニチソウ)も八重があまり多くないものまでなら大丈夫かと。 とにかく生の内から花弁が薄いものと、花弁の形がかなり立体的なものや細くて多い物は避けた方が良いです。ただ、例外的に立体的な花でシリカゲルに使えるのはスイセン。小輪咲き(房咲き品種)はニホンスイセンの八重咲き個体程度の花弁少なめの八重で特に黄色い色の花が向きますが、ラッパ水仙も深い容器を使い上手に埋められれば出来上がりが面白いかと。その際は出来るだけ全体が黄色い物を使った方が出来上がりが鮮やかです。 花弁が生でもカサカサしていてシリカゲル乾燥しないで吊るして干してしまうだけで綺麗に色が残る貝細工やスターチスも、あえてシリカゲル乾燥にしておくと吊るしただけの物よりも倍以上長期間色が褪せずに保てるので、他の物を埋めた後に一番上に載せておくと良いかと。特に彩りに使うには紫色の花と言うのはあまり無いので紫色のスターチスはお勧めです。一輪一輪にばらすにしてもある程度茎を残して乾燥し、後の使い方によりバラバラで使うならその時に丁寧に外すと扱いやすいです。 あと、自分で栽培しない限り手に入りにくいかもしれませんがニオイスミレとビオラ・ソロリアの園芸品種も出来上がると可愛いと思いますし杏色の花や紫色・ピンク色、滅多にありませんが青っぽい色もあります。やはり白っぽい色は避けた方が良いですが花弁が厚めで他のスミレよりは花が大きめですし、丸やハート形の葉っぱも乾燥するとアクセントになり良いかと。スミレの仲間のビオラも花弁が薄いですが色鮮やかなものが多いので一輪ごとシリカゲルに埋めたり、大輪のパンジーなら最初から花弁を外して埋めると、ビオラやパンジーは赤や茶色い色や綺麗な青色(パンジーなら‘モルフォ’と言う品種)まであるので彩りが綺麗に出来るかと。他にハーブのボリジは扱いに注意さえすれば青い星型の花が美しいですし、ラベンダーも花が咲いている時に埋めるとうまくいけば花弁までちゃんと形が残ります(ラベンダーの紫色の花に見える部分はガク)。ハーブには花も葉にドライフラワーやポプリ向きの物が多くしかも乾燥後に香りも残ります。種子(料理に使うスパイスの多くがハーブの種子です)も形の変わった物が有り、星形の八角などをアクセントとして使うのも面白いです。 あと、もし彩りにいろんな色が使いたいのなら緑色の花(いろんな花に緑色の花の品種が存在する)や小さめの葉っぱもあると良いものですよ。ハート形やまん丸、ほぼ正三角など面白い形の葉っぱが狙いめです。ちょっと厚めや固めの葉っぱが沢山付く観葉植物や(アイビーなど)多肉植物で葉っぱが薄めのもの(2~3ミリくらい)などに葉の形の面白い物が多いです。もし株が小さいならあまり葉が取れないですが、沢山葉っぱの付いた大き目の株が有るなら一回にたった数枚しか取れなくても期間を開けて何度か採って乾燥させ保存しておけば数が溜まります。多肉植物の場合は使う量を多くして乾燥期間も普通の花より倍くらいかけてしっかりと乾燥し、葉に毛が生えているものと水分が多く分厚い葉の物は向きませんのでご注意下さい。 あと綺麗に乾燥できてもドライフラワーには使わない方が良いというものもあるのでご注意を。吊り下げでもそうですが特にシリカゲル乾燥では匂いが臭い物はシリカゲルに匂いが移るものもあり禁忌です。チャイブなどアリュームの小輪種(星形の花が咲くものなど)ドライフラワーには向くのですが結構ネギ臭いですし、カスミソウは沢山花があると周りがオシッコ臭く成るなど・・・。花自体は綺麗でも香りが独特の物は避けて下さいね。
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- SPS700
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お礼
詳しい情報は本当にありがとうございました。 敷き詰める時は形を花弁に沿う感じでシリカゲルを詰めていくと言うことですね。 やってみます! わかりやすく説明して頂いて有り難うございました。