調べもしないで「これがお勧めですよ」と聞いて買うと、典型的な「養分」にされますよ。仮想通貨では「握力」が試される場面が必ず出てきます。しかも、仮想通貨投資を始めて早ければ1ヵ月でやってきます。概ね、2ヵ月に一度程度のペースでリーマンショック級の暴落がやってくるからです。
去年の12月に仮想通貨に参入したいわゆる「出川組」の人たちなんて、200万円が80万円ですから、到底握力が持たなかっただろうなと思います。私もその立場だったら泣きながら損切りしていたと思います。
仮想通貨は、ビットコインが基軸通貨となっています。ビットコイン建てで取引されるものが多いからです。となると、当然ビットコインの値段の影響を受けることとなります。ビットコインの値段が上がると釣られて上がるケースが多いですが、去年の10月くらいは、他のコインの値段を下げながらビットコインの値段が上がっていきました。他のコインを売ってビットコインを買うという流れが生まれたからです。
一方、ビットコインが暴落すると他のコインも当然釣られて暴落することとなります。ビットコイン以上に暴落することも割とよくあります。またビットコイン以上にボラティリティが大きいので、「ピーク時の半値にまで落ちる」ということも割とよくあります。
リップルはそのピーク時に330円の値段をつけましたが、現在は90円程度です。今話題のネムは、ピーク時が210円くらいで今60円くらいです。もしリップルを300円で10万円分購入していたとすると、今現在は3万円程度です。しかも、2ヵ月も前の話ではないのです。
「この仮想通貨のこのコンセプトに賛同した」というようなものがない限り、下落の恐怖に耐えられなくなって手放すのがオチです。「オイオイ、儲かるんじゃなかったのかよ」の声とともにね。
「仕組みがよく分からないけれど、儲かると聞いたから」で参入してきた人で暴落時に握力が持った人を、私はまだ見たことがありません。
お礼
ビットコインは競争相手(他の仮想通貨)が少ない時代だったから価格が高騰したのかもしれませんし、回答者様のおっしゃる通りわざわざ高い通貨を買わなくても今後はいろいろな通貨が発行されていくと思うのでビットコイン以外で検討してみます。