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いじめっ子の本能と社会での役割
- 人間の道徳は文明の進歩とともに生まれたものであり、弱肉強食の原始時代の価値観とは異なる。
- 戸塚ヨットスクールの校長はいじめを相手を進歩させるための手段と見なしているが、これは一般的な見解ではない。
- いじめっ子とは本能に忠実に生きていると言えるが、健全な社会では使える存在とは言えない。強権を持つ者がいじめを制御し、暴走を防ぐ必要がある。
専門家の回答 ( 1 )
- 専門家松代 信人(@sainou) 知的発達障がい児教育の専門家
こんにちは。 脳科学に基づくイジメ問題研究家として回答させていただきます。 人間の行動を支配している脳の科学(脳科学)の立場から考察して行きます。 [原始人] 大脳旧皮質すなわち本能に支配されており、現代人のように大脳新皮質が発達していなかったといえます。この前提の下で、原始人のイジメは大脳旧皮質でなされていたといえます。 [現代人] 大脳新皮質が発達し、コンピュータやAI, 核兵器を開発しています。イジメは大脳新皮質も働かせた、巧妙かつ陰湿、巨大なものになっているともいえます。核兵器による脅しなどは、国レベルのイジメともいえます。すなわち、本能(大脳旧皮質)に加えて、大脳新皮質で原始時代とは異なった次元のイジメをつくり出しているのです。 現代には、本能に忠実ないじめっ子もいるでしょうし、大脳新皮質をさらに上乗せした、もっと異質ないじめっ子もいるでしょう。 結論としては、いじめっ子の方が本能(大脳旧皮質)に忠実なのではなく、本能に加えて大脳新皮質の知恵を織り交ぜ更に強化された、多様なイジメ(様々な規模・方法)が現代には存在しているのです。 備考 戸塚氏をイジメの範疇で考えるべきではありません。精神心理学的にはサディストに分類される人間だと思います。ご質問の中の野球部の監督も同じに分類されると思います。サディズムを正当化したいがゆえに、もっともらしい理由をつけているだけです。もっともサディストは自分が異常であるとも気づいていないのですが。 大脳新皮質による道徳の学習によってさえ押さえることができない、精神心理レベルの異常性は現代においてもなくならないのです。
松代 信人(@sainou) プロフィール
◆注力分野:知能改善、普通学級へ進路開発 幼児の知能改善、発達障がいの早期予防、知的・発達障がい・学習障害の治療教育 ◆対応分野 学習能力開発、進路開発、受験うつ、ネット依存 メンタル支援(脅...
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