メジャーリーグのベンチには25人入ることができますが、このベンチ入りの権利を持つ「ロスター枠」というのがあるのだそうです。このロスター枠に入れてもらうことをいわゆる「メジャー契約」と呼ぶそうです。
マイナー契約は、このロスター枠を持たない契約だということですね。メジャー入りの保証は何もない、というわけです。
メジャーリーグでは一般的に、35歳を過ぎると急速に契約が厳しくなります。35歳と25歳で同じくらいの実力なら、25歳にチャンスを与えようとなるのです。これが32歳と25歳ならまだどちらかを依怙贔屓するということはないのですが、35歳を過ぎたら基本的に若いやつが優先されます。
岩隈選手は36歳ですし、アメリカ人からすれば「外国人助っ人選手」です。日本のプロ野球でも、ピークを過ぎた外国人助っ人選手はなかなか契約先がなくなりますよね。
岩隈選手の選択肢としては主に二つあって、ひとつはもう一度メジャーへの挑戦をすること。もうひとつはNPBに戻ってくることです。
ただ今のNPBはピークを過ぎた元メジャーリーガーが年金リーグのつもりで来ても簡単には活躍できないくらいにレベルは上がってきているので、どのくらい活躍できるかは未知数です。とはいえ、ロッテやヤクルトのような投手の駒が揃ってないチームなら、外国人枠をとられないで済む岩隈選手は魅力的なのではないかなと思います。あとはギャラの折り合いがつくかとか、本人がもう一度日本で投げてもいいと思っているかとかありますね。ヤクルトファンとしては、マイナー契約ならヤクルトに来てよォと思うところではありますけれども。
お礼
そうですか、ありがとうございます。