分かりやすくいえば、仮想通貨で購入する株券みたいなものだと思えばいいと思います。
本来株券を発行しようと思えば証券取引所で発行しなければならず、発行にあたっては様々な厳しい条件があります。ですから企業にとって「上場する」というのは大変なステイタスにもなります。また上場する場合はその代わりとして決算の内容を公開する義務もあります。経営内容をオープンにしなければなりません。
一方のICOは発行にあたって制限は何もありません。まあ極端な話私が発行してもあなたが発行してもOK。一時期有名ユーチューバーが騒動を起こしたことで話題になったVALUもややICOに近いと思います。
大抵のICOは、ショボいホームページにペラいホワイトペーパーしかない、というケースが多かったですね。ちなみに今日本で動いているICOはまだCOMSAだけだったと思います。他は全て海外のプロジェクトですね。
中国ではそのICOが大ブームになってからの当局の規制(禁止)でビットコインが半値近くまで急落しましたが、そのときは「99%以上が詐欺ICO」といわれていました。99%以上というか、まともなICOが一つでも存在したかどうかさえ怪しいといわれています。中国語の隠語と掛け合わせて、日本語でいうと「チンコイン」みたいなふざけすぎにも程があるようなICOにも数億円のお金が数日で集まったというのですから明らかにおかしいですよね。
ちなみにCOMSAはオープンと同時にサーバーダウンという「出オチ」をしたにも関わらず初日に40億円を集め、今はほぼ100億円を達成したと思います。でもそのCOMSAも実働のプロジェクトがほとんど存在せず、話題先行でバブル状態であることは否めませんね。
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