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チェルノブイリ原発事故後野生動物増加?

チェルノブイ原発事故後の野生動物が大きく増加していると多くの報告があります。 しかも、放射能汚染に起因する病気や奇形出産等も見られていない(多くは無い様子)と多く報告があります。もちろん事故直後の調査報告ではある種については頭数の減少もあったと報告されております。半減期が万年単位の放射能もありますので事故後約30年程度の経過では結論は難しいのでしょうが、人間よりは寿命が短い動物はその放射能による子孫への影響を考察するには貴重な判断資料になるのではと思います。福島原発事故による避難地域のその限定基準はどのように導入されたのでしょうか? 小生はつねずね原発再稼働への過剰な反応や対策に不信感を感じてきておりました。原子力発電は日本では唯一の主要国産電源、さらに安定した電源として、またCO2排出削減等も十分に考慮し、原子力利用を科学的に恐れ、科学的に対処する考えが必要ではないでしょうか。

みんなの回答

  • eroero4649
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回答No.4

#1です。 >国産電源の意味は再処理による燃料の国産化との考え方です。 うえええ。勘弁してください。いや実は私も福島が起きるまで知らなかったのですが、核燃料棒の再処理発電で使われるのが、高速増殖炉です。日本ではもんじゅがありました。この高速増殖炉で冷却液として使われるのが液化ナトリウムってやつです。 そしてこの液化ナトリウム、「空気に触れると燃え、水に触れると爆発する」ってシロモノなんですよ。もし津波なんかが来て配管でも壊れたらもう止められない大爆発です。実際にもんじゅでは液化ナトリウムが漏れだして火災が発生し、あわやという事故までありました。あまりにコントロールが難しいのでフランスを始め世界中の国々が実用化を諦め、日本も単独で頑張っていたのですが実験炉であるもんじゅでも1ワットも発電できないまま建設から25年が経ち、今はほぼ廃炉が決定的になっています。 ちなみにもんじゅは福井県にあるので、もしもんじゅが大事故を起こすと関ヶ原の辺りが放射線に汚染されるので、新幹線も高速道路も使えなくなり日本が東西に分断され、琵琶湖が汚染されれば淀川水系の飲料水が一切使えなくなるので京都や大阪も人が住めなくなる(水が飲めなくなるのでとても住めません)という恐ろしい事態になるところでした。ところでした、って過去形ぽく話していますがまだ廃炉が終わったわけではないのでそれが起きる可能性はいくらかは残っています。 ちなみに日本が原子力の再処理発電を諦めるとなると、今現在イギリスで一時預かりされている使用済み燃料棒が返されてしまいます。実際、もんじゅの廃炉議論が国内で起きたときにイギリスの原子力関係者が「じゃあ日本の使用済み燃料棒を謹んでお返しするわ。あれ、再開発のための一時預かりだから置かせてくれって話だったからな」と発言して日本の関係者が大いに慌てたことがあります。 また、それを受けて青森県の六ケ所村の村長が「六ケ所村の施設は再処理工場だって聞いたのであって、最終処分場じゃないからな。勘違いすんなよ。最終処分場は嫌だからな」とも発言しました。福島第一もそうでしたが、プールに使用済み燃料棒を入れておいてあるのです。各原子力発電所、青森県の六ケ所村、イギリスのそれぞれに使用済み燃料棒がずんずん山積みにされてそれをどうするかが決まってないのです。 「原発はトイレのないマンション」といわれるのがこれなのです。原発を動かすと使用済み燃料棒がどんどん生まれる。それを置いておく場所がなくて、再処理する発電所は実用化のメドどころか実験レベルでさえ成功する目途がない。 これって買い物依存症のゴミ屋敷と一緒ですよね。捨てることを考えないで買い物ばっかりしているのです。だから私は日本の原子力関係者って無責任極まりないと思います。ついでに無能だとも思います。だってあの事故が起きたときに関係者はみな異口同音に「コントロールする術はあると考える」といったのに、じゃあどうするといいと思いますかっていう案がどこからも出ない。そんなの科学者ですらないじゃないですか。私は日本の原子力関係者は科学者ではなく宗教関係者だと思っています。信じればきっと神様が助けてくれるってね。今後はこんな先のない業界に優秀な理系学生がやってくるはずもない(優秀な理系学生はもっと先がある研究をするべきでしょう)ので、どんどん中の人の質も下がってくると思います。 だから私は「原発はオワコン」といっているのですよ。水車や風車みたいなものだと思いますよ。

回答No.3

>福島原発事故による避難地域のその限定基準はどのように導入されたのでしょうか?  事故当時の民主党政権では闇雲に決めました。 現在は国際放射線防護委員会( International Commission on Radiological Protection、ICRP)の勧告に基づいて決められています。 民主党政権が倒れた後直ちに解除された地域も多数あります。 民主党政権が無責任に決めた結果が現在も続く風評を助長しています。 >人間よりは寿命が短い動物はその放射能による子孫への影響を考察するには貴重な判断資料になるのではと思います。 低濃度放射線の被爆にる影響は大まかには遺伝子への影響と一代限りの癌の発生に分けられます。 現在福島で採用されている基準は被曝量と癌の発生率から定められたものです。 低濃度放射線についてはしきい値が明確に定められていないことから議論が続いています。 福島で採用されている基準もLNTモデルと呼ばれる高濃度の放射線量と癌の発生率を直線で結んで算出された数値が使われています。 しきい値を定めるには長期間に渡る精密な測定を続ける必要があります。 人体を実験材料として使用できないことから非常に難しい作業です。 ご質問にあります野生動物の生息状況という漠然とした観察記録では役にたちません。 >小生はつねずね原発再稼働への過剰な反応や対策に不信感を感じてきておりました。 過剰な反応が起きたり不信感を招く最大の原因は国民に放射線に関する正確な知識が行き渡っていないことです。 これに東京電力という民間企業の企業体質が拍車をかけています。 >原子力発電は日本では唯一の主要国産電源 国産とされるのはどのような状態でしょうか。 >またCO2排出削減等も十分に考慮し 廃棄物としてはCO2は排出しませんが使用済み燃料棒と呼ばれる廃棄物を排出します。 使用済みの燃料棒の廃棄処分方法が確立されていません。 研究室レベルでは再利用方法は見つけ出されていますが実用化されていません。 実験炉としてもんじゅと呼ばれる炉がありましたが中断されています。 プルサーマルとして一部使用されていますが最終処分には至っていません。 使用済み燃料棒の処分まで含めて長期的に考えますと現時点では安定した電源とは言い切れません。 このようなことも原発廃止論を呼び込んでいます。 >原子力利用を科学的に恐れ、科学的に対処する考えが必要ではないでしょうか。 ご指摘の通りです。 唯一の被爆国でありながら放射線に関する正確な情報が行き渡っていないのは、政党の党利党略に利用されてしまったことが最大の原因です。 原爆投下の責任論と放射線に関する知識がゴチャ混ぜになっています。 小中学校で教育に当たる教員自身が正確な知識を身に着けていません。 原発の廃止や存続に関しましても放射性物質の取り扱いに関する問題とゴチャ混ぜになっています。

satogin1026
質問者

お礼

有難うございました。確かに人体実験が不可能な放射能影響については単に野生動物の事象だけではその判定は出来かねないことですね。 使用済み核燃料の処分方法が確立していない点は大きな課題ですね。今政府は地中深くガラス固形化+ステンレス容器にて埋葬する試験プロジェクトが行われておるようですが、これを受け入れてくれる地方自治体があるかどうかはこれまた大きな課題でしょうね。 原爆や原子力の平和利用についての正しい区別とその知識の教育はご指摘の通りと思います。 ご回答有難うございました。

  • nagata2017
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回答No.2

野生動物は自然淘汰されて生まれてすぐに死亡するから目に見えないだけです。 原発推進派の中心にいる 政界 財界の人たちにとって  「原発は儲かる」「電力は儲かる」 金が全てです。 法律で保障されていますからね。 まずコスト計算して その上に利益を乗せた金額で売電することが決められているからです。 だからオイルショックのときでも 外国の業者は値引き交渉に時間をかけていましたが 日本は言い値での買取り。 全てコストにすればいいだけですから。 彼ら当事者は 科学ではなく 金で動いているのです。 考えていることがちがいます。

satogin1026
質問者

お礼

ありがとうございました。原発はほとんど科学的とは言えずお金で動いてきたとの指摘は、全面否定が出来ない現実はあったでしょうね。プロジェクトありきが前提で、参加したことは無いですが公聴会や説明会には醜い点は大いにあって反省すべき点であったと理解します。 ご回答有難うございました。

  • eroero4649
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回答No.1

>放射能汚染に起因する病気や奇形出産等も見られていない(多くは無い様子)と多く報告があります。 動物の種類によって影響度に差があることが判明しています。例えば野ネズミなどはほとんど奇形等見られていないことが分かっています。一方、燕では他の動物より奇形が多く見られていることも分かっています。つまり、動物によって放射線の影響を受けやすいものと受けにくいものがあるのです。その違いは何なのかは一切分かっていません。 >原子力発電は日本では唯一の主要国産電源、さらに安定した電源として、またCO2排出削減等も十分に考慮し、原子力利用を科学的に恐れ、科学的に対処する考えが必要ではないでしょうか。 ひとつ間違っておられることがあります。それは原子力発電の燃料棒の原料、つまりウランは輸入に頼っているということです。日本でもウラン鉱山の開発が行われましたが、採算が合わずに閉山となりました。 実は世界のウラン生産量は徐々に減少しつつあります。原発そのものが推進している国が減り続けているため、鉱山側も採算が合わなくて閉山が進んでいるからです。 また「科学的に恐れ、科学的に対処する」ということであれば、原発はオワコン(終わったコンテンツ)です。なぜなら「冷却水の供給が何らかの理由で滞ったときに燃料棒の熱暴走を止める術がない」からです。福島第一原発はこれが原因で事故を起こしました。福島第一原発は津波で直接壊れたのではないのです。津波によって停電し、冷却水を送るポンプが動かなくなって冷却水を供給することができず、メルトダウンを起こしたのです。 科学的に対処する術がないなら、どうにもならないでしょう。私は事故後一貫して原発推進派もしくは賛成派の方に「地震や津波などの災害で冷却水の供給が止まったときにどうやって核燃料棒の冷却を続けたらいいと思いますか」と問いかけてきました。しかし、皆さん「これから考えればいい」とか「きっと誰かがいい方法を思いつく」といったような答えで、妙案がありません。 妙案がないなら、妙案が出てくるまでは止めておいたほうがいいでしょう。科学的に対処する考えが必要なら、科学的に対処する方法を教えてください。とりあえずはまず、今のメルトダウンした燃料棒の塊をどうやって取り出したらいいかの案がないでしょうかね。これが方法が全くなくて困っているのです。

satogin1026
質問者

お礼

ありがとうございました。放射能の人体への影響を判断すにはまだまだ分からないことが多いということですね。国産電源の意味は再処理による燃料の国産化との考え方です。 「科学的」に関しては冷却水の水回り装置や水の確保、その電源等に集約される点が一番の課題で大問題であることはご指摘の通りと存じます。ご丁寧なご回答ありがとうございました。

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