監視カメラの映像が、犯人逮捕に繋がることも多々ありますからそこんところは難しいですね。犯人だってプライバシーはありますからね。犯人のプライバシーが守られれば逮捕率は下がる、プライバシーが侵害されれば犯人は逮捕しやすくなる、どちらをとるかですね。
ところでペッパーってあるでしょ、あいつ。あいつは額のところにあるカメラで客の顔を撮影し、登録することができるんですよ。「コンニチハ、えろえろサン。今日ハドノヨウナゴ用件デスカ?」とできるんです。
で、恐ろしいのはここからですが、ヤツぁWi-Fiでネットに繋げるので、その情報をやりとりできるんですよ。名目上は例えばソフトバンクのお店に行けばどこのお店に行っても「コンニチハ、えろえろサン」とやれることになるわけですが、こんなもんバックドアから製造元のサーバーに通信してたら製造元はまるまるデータが抜けるんですよ。作ってるのは自分たちだし買った側は内部の管理なんてできるわけがないからバレることもない。「ファームウェアを自動的にアップデートするために、無線Wi-Fiで繋ぐ設定をしておいてください」といわれたら従っちゃうじゃない?
そんでサーバーからその秘密のバックドアを通じて「こいつの顔のデータを送れ」とやって全国のペッパーから情報を集めることも可能なんですよ。
ほら、攻殻機動隊で監視カメラなどをハッキングしてそいつを尾行するとかやってたじゃないですか。あれがほぼ現実化しかかっているってことですね。
ロシアかどこかに全世界の監視カメラをハッキングして公開しているってサイトがあったはずです。そこの管理者によると、パスワードがそもそも設定されてないとか、「123456」とか「abcdef」のままになっているところがものすごく一杯あるんですって。で、「アンタんところは簡単にハッキングできるんすよ」っていうのを啓蒙するためにわざと公開しているのですが、ほとんどのカメラがハッキングされていることに気づかないでそこのサイトでずーっと公開状態となっているのです。
もう公共の場にプライバシーはないのです。守りたければあのアノニマスのお面でもかぶって外出するしかないですね。もちろん、すぐにお巡りさんがすっ飛んでくると思いますけれども。
お礼
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