こんにちは。
まず、脳機能から、感情移入と人間性の違いについて考察します。
感情移入には、大脳旧皮質(原始の脳)の働きが大きな部分を占めていると言えます。
人間性には、大脳旧皮質はもちろんのこと、大脳新皮質の働きもかなりの部分を占めていると言えます。なぜなら人間性には、教育、文化、習慣なども大きく関わってくるからです。
もちろん、感情移入においても、いわゆる”うそ泣き”であれば、大脳新皮質による意図的なコントロールが働きます。逆に、大脳新皮質による意図的なコントロールがはたらきにくい人は、純粋で、人間本来のやさしさを持った人と考えることもできます。意図的なコントロールを見抜くことも容易ではありませんよね。
これが人をだますということと対応しているのですから。
また、感情移入はできるが、人間として過ちを犯してしまうこともあります。
以上のことからすると、感情移入は相手を考える上での必要条件と言えます。十分条件を満たすかどうかは、個々に見極めるしかないでしょうね。
松代 信人(@sainou) プロフィール
◆注力分野:知能改善、普通学級へ進路開発
幼児の知能改善、発達障がいの早期予防、知的・発達障がい・学習障害の治療教育
◆対応分野
学習能力開発、進路開発、受験うつ、ネット依存
メンタル支援(脅...
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お礼
回答ありがとうございます。 脳の働きはコントロール出来る人もいる以上は外向きの振る舞いだけでは判断できないということですね。ありがとうございます。