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人間失格について
人間失格なにがおもしろい? 太宰治の人間失格は何がおもしろいのでしょうか?
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質問者が選んだベストアンサー
太宰の面白さは、「(ダメな)人間の本質を描いたところ」にあると思います。この「(ダメな)」というところがポイントです。思わず笑ってしまうような「ファニー」な意味ではなく、興味深い「インタレスティング」な面白さです。 誰もが持ちうる「人格の表裏」のウラの部分(劣等感や罪悪感)を、包み隠さず、その時代に書いたことが評価されているのではないかと、私は思います。いわば「現代版の暴露本」のような感じでしょうか。太宰も他の書物で「自分の頭の中身を売ることで…」と、自身が文筆家であることを卑下(今で言えば、自虐)しています。 しかし、情報が急速に蔓延して「クスリ・フリン・ジサツ」などの報道が珍しくなく、ダメ人間でもいろんなメディアで脚光を浴びる現代においては、「今更何言ってんの?」という風に映ってしまうのかもしれません。また、自分が思うに、太宰の文章は回りくどく、かつ、リズムがないので、すっごく読みにくいです。対して、夏目漱石や芥川龍之介は、古文的な表現でありながらも文章にリズムがあるので、サクサクと読めます。でも、太宰好きは「その、人目(読者)を気にしないガサツさ(乱暴で真正直な感じ)がイイ」って言うんですよね。 「面白さ」は、人それぞれです。過去の回答で、質問者さんから「『人それぞれ』で括(くく)られるのは、回答放棄と同じで不快です」なんて言われて少々ヘコみましたが、人生様々な過去があって感銘や共感するポイントも違うので、そう言うしか無いでしょう。ベストセラーの『火花』も、私は「??(面白さが分からない)」でしたが、妻は「感動した」って言ってましたから。 太宰の面白さは、堅実に(かつ我慢強く)生きている人達が眉をひそめる(それは言ってはいかんだろと言う)ような「実に人間くさいところにある」と、私は思います。「読むのがメンドクサイ」と仰るのなら、過去の名作は、いろんな出版社から「マンガ版(コミックス)」が出ていますよ。
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面白いというところを探しているのなら、面白くないだろうな。 だって、その言葉は当たっていないからだ。
お礼
おもしろそうで興味あるんですが 読むのがめんどくさくって・・・ アニメやテレビで概要は映像で見たのですが
- yuseikamen
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太宰治の「人間失格」は売上が非常に多く夏目漱石の「こころ」と 何十年にもわたり累計部数を争っているんですよ。 それだけ売れるというのは面白いんでしょうね。 私は「人間失格」も「こころ」も面白くありません。 私も何が面白いのかわかりません。 私は文学的才能がないのでしょうね。 太宰治なら「走れメロス」夏目漱石なら「坊っちゃん」が 面白かったです。
お礼
なるほど たしかにただの暗い話という見方もできますね
お礼
現代でも出版後に自殺なんてないですからね もうすべてがショッキングですよね そのショッキングさは衝撃だったでしょうね