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なんでWW2で活躍した戦闘機って軽戦が多いの?
大東亜決戦機であり、米軍が日本最優秀戦闘機と評した疾風とか、人気の高い零戦や紫電改とか、ゼロキラーのヘルキャットとかムスタングとか… 重戦闘機で有名なのってP-38くらいじゃないですか? あと月光とか? 当時の空戦はバックを取り合う格闘戦から、高速を生かした一撃離脱に変わってたんですよね? だったら、大火力、強防御力、高出力大型エンジンを積み込んだ双発戦闘機が最強じゃないんですか? BF-110Eや、ボーファイターや、モスキート、屠龍みたいな戦闘機がメインになる筈なのでは? 教えて下さい。 宜しくお願い致します。
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#4です。 >2000馬力を2個積んだら4000馬力ですよ、圧倒的ぶっちぎり。 小学生か・笑。その論法でいうなら、カーレースもエンジンを2個積んだら圧倒的ぶっちぎりになるはずです。実際は、それによって重くなったり抵抗が増えたり、まあそんな思い通りにはならないんすな。 あとまあ、そんなに大型機になると機銃も当てやすくなるっていうのがありますね。マトは大きいほうがいいですからね。 >後方に回られても旋回銃があるから大丈夫。 イギリス軍がそれこそブラックバーン・ロックという戦闘機を作りましたよ。前方機銃がなくて旋回機銃だけという代物です。これは宮崎駿監督を始めスキモノな人たちの間で大人気の迷機として有名です。私も大好きです。 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%96%E3%83%A9%E3%83%83%E3%82%AF%E3%83%90%E3%83%BC%E3%83%B3_%E3%83%AD%E3%83%83%E3%82%AF 「遅い・前に撃てない・動きが鈍い」という戦闘機としていいところがどこにもないという素晴らしい機体です・笑。 >鍾馗って重戦なんです?あれ。 二式戦闘機(鍾馗)は、基本的に迎撃戦闘機として開発され、大馬力エンジンで一気に上昇すると一撃離脱で敵の爆撃機を撃墜するというコンセプトでした。だからあんなずんぐりむっくりな形なのです。ところが当時の戦闘機パイロットたちは隼のような格闘戦こそ大正義と信じていたので、当初は評判が悪かったそうですよ。でも大戦後半になって爆撃機を迎撃する状況が増えてくるとようやくコンセプトがパイロットたちの間でも理解されて再評価されるようになったそうです。ただそのときはもうちょっと機体そのものが時代遅れになっていたのですけどね。 >屠龍は? 当初のコンセプトは「爆撃機に随伴して爆撃機の護衛をする戦闘機」というものでした。これはドイツのBf110と全く同じです。当時そういうのが流行ったのですよ。 ところが実際に蓋を開けてみると、単発機に比べて最高速度は遅いわ旋回性能に負けるわでいいところがなーんもなかったのです。二式複座戦闘機(屠龍)はあのフライングタイガースのP-40にボッコボコにされたし、Bf110は「Bf110のためにBf109の護衛が必要」と揶揄される始末だったのです。 双発の複座戦闘機に活路が見いだされたのは、夜間戦闘機としてでした。夜間戦闘機はレーダーによって誘導されますから、レーダーを積むスペースと操作員が必要です。夜間だから格闘性能もたいして求められません。 双発戦闘機として最も成功したのはイギリスのデ・ハビランド・モスキートですが、その性能の真価を最も発揮したのはドイツ本土夜間爆撃のパスファインダー(先導機)としての役割でした。次に偵察機、爆撃機としての活躍で、戦闘機としては夜間戦闘機として投入されました。決して昼間戦闘機ではなかったんですね。昼間はスピットファイアが仕事をしていたのです。 木造だったので双発機としては高速で軽快だったので、双発機同士対決となる夜間戦闘機対決ではほぼ大戦を通じてドイツ軍に対して優位な成績を残すことができました。 自動車で例えるなら、単発機はレーシングカー、双発機はSUVみたいなものなのですよ。オフロード対決という特殊な条件ならSUVが勝てるけど、公道やサーキットというオンロードの状況ならSUVはレーシングカーに勝てません。オンロードが昼間、オフロードが夜間戦だと思えばいいですよ。
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- eroero4649
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えろえろっさんす。ああ君、変態戦闘機が好きなの?そりゃあド変態だね。じゃあおじさんがいくつか教えてあげよう。 Mig31が好きなら、Yak-38なんてどうですかね。垂直離着陸機を作ろうとして、タテのエンジンとヨコのエンジンをつけたっていうロシア的力技解決法。ほとんど使い物にならなかったというオチもちゃんとついてます。 https://ja.wikipedia.org/wiki/Yak-38_(%E8%88%AA%E7%A9%BA%E6%A9%9F) おそらく貴殿を虜にするであろう我が軍のキ109。爆撃機に高射砲をとっつけたという厨二心をくすぐりまくるものです。そういや似たようなのがエクスペンダブルズで出てきましたね。 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AD109_(%E8%88%AA%E7%A9%BA%E6%A9%9F) ナチスドイツのHe177グライフ。一見ただの双発爆撃機ですが、実はそう見せかけて4発爆撃機という「すごい美人だと思ったらちんこついてた」みたいな変態です。どうやっていたのかというと、2つのエンジンで1つのプロペラを回すという3P状態。2本で1穴ですよ。もちろん共振と回転数合わないで壊れまくり。 どうしてそんなド変態プレイになったのかというと、重爆撃機なのに急降下爆撃ができるようにというド変態なプレイを要求されたから(本当)。重爆撃機に急降下爆撃をさせようという発想はドイツしかしません。 https://ja.wikipedia.org/wiki/He_177_(%E8%88%AA%E7%A9%BA%E6%A9%9F) しかもドイツは第一次大戦のときに既に「2つのエンジンで1つのプロペラを回そう」という試みをしているのです。それで失敗してるのにまたやる。この話は宮崎駿監督が「宮崎駿の雑想ノート」という本でネタにしているのでぜひご覧あれ。 北欧の国スウェーデンもサーブ21というなかなかなものを作っています。 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B5%E3%83%BC%E3%83%96_21 一件エレガントな形ですが、これを第二次大戦の当時に作ろうとしたのですから結構な変態度ですよ。でも変態のように見せかけて、実は極めて合理的な思想によるもの、というあたりがさすがフリーセックスの国だけはありますね。この機体の設計図が初めて提出された日が4月1日だったので、みんなそれを見てエイプリルフールのジョークだと思っていたという伝説があります。 蛇足:こういうモノにハマってしまって、ノーマルなプレイでは満足できなくなっても当局は関知しません。
お礼
回答ありがとうございます!Yak-38以外は名前は知ってましたが、 改めて見ると面白いですね! >重爆撃機に急降下爆撃をさせようという発想はドイツしかしません。 なんの!我が軍にも一式陸攻に急降下爆撃させようとした銀河や、四式重爆飛竜も急降下爆撃&雷撃仕様ですぞ><ノ
- santana-3
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重戦と軽戦は第二次大戦時の戦闘機の設計思想ですが、重量、馬力、装備等の違いでは無く、翼面荷重の比率で分けていました。 これは、機体重量に対し翼面積が小さい機体を重戦と呼んでいました。 エンジンが同じであるなら、翼面積が小さい重戦のほうが軽量でした。 それなら、双発の戦闘機より、軽量の戦闘機の方が、最高速度、上昇力、に優れ、軽量な分、装備も充実できるわけです。 なお、重戦、軽戦の分類は日本陸軍の分け方で、日本海軍や他国には、そのような分類はありません。
お礼
回答ありがとうございます。 そうなのですかー。
- ithi
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gaiesuburuku さん、こんばんは。 雷電(火星エンジン1800馬力)や紫電改(誉2000馬力)も20mm機関砲にしました。疾風(誉2000馬力)も20mmを積みましたね。対戦後半はこういった重戦同士の戦いになります。翼の下にはロケット弾や爆弾の60kgなんかを楽に積む対地攻撃も行うようになりました。 日本は本土航空戦をB29相手に10000Mの上空で行うというとても難しい作業でしたね。双発戦闘機も10000Mは到達回数は一回くらいらしいですよ。・ 紫電、紫電改 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%B4%AB%E9%9B%BB%E6%94%B9 雷電 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%9B%B7%E9%9B%BB_(%E8%88%AA%E7%A9%BA%E6%A9%9F) 屠龍 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BA%8C%E5%BC%8F%E8%A4%87%E5%BA%A7%E6%88%A6%E9%97%98%E6%A9%9F 疾風 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9B%9B%E5%BC%8F%E6%88%A6%E9%97%98%E6%A9%9F
お礼
回答ありがとうございます。 双発戦闘機に斜銃積んだりしたみたいですね。 B-29は機内与圧されてるため、被弾に極めて脆かったらしいです。 また、常に高度1万mを保っていたわけではなく、硫黄島が陥落するまでは結構戦えてたみたいですね。 硫黄島が陥落し、護衛戦闘機が付くようになると万事休すだったみたいですけど。
- eroero4649
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双発機ってのはどう頑張ったってどうしても旋回性能などの軽快さにおいて単発機には勝てません。それはもう仕方がないことです。 んで、対戦初期には単発機に搭載されているエンジンは千馬力くらいだったので双発機はパワーにおいて優位性が(まだ)ありました。ところが大戦中盤くらいから二千馬力級のエンジンがどんどん単発機に搭載されるようになり、パワーにおける双発機の優位性が失われていったんですね。 そうなると、旋回性能や低速度域の性能が単発機に劣る双発機の欠点が目立つようになったのです。まあ要するに双発機と単発機が空中戦をしたらなんだかんだで単発機が勝ってしまうのですよね。双発機が勝てるとしたら主導権を先に取って一撃離脱の先制攻撃ができるときですが、そう毎度毎度こちらが先制できるとは限りません。もしこっちが初動において劣勢に立たされたら、そこから挽回するのが難しいわけです。パワーで逃げようとしても、単発機もパワーがあって逃げきれないからです。 ですから他の回答者さんも指摘していますが、大戦中盤から先は単発機も実質的に重戦闘機になった時代なんですよ。F6FやP-47なんてのはもう重戦闘機ですね。スピットファイアは最初は軽戦闘機として始まりましたが、マーリンエンジンが改良されてどんどん馬力を増やしたので、中期以降は軽戦闘機ではなくなりましたね(かといって重戦闘機という程ではないですが)。 また日本軍においても陸軍の三式戦闘機(飛燕)以降は軽戦闘機指向ではないです。元々陸軍機は一式戦闘機(隼)が軽戦闘機で二式戦闘機(鍾馗)が重戦闘機の二枚看板スタイルでしたが、三式以降は重戦闘機寄りに統合するような形でした。飛燕がパッとしなかったのはエンジンの失敗によるものです。 日本海軍は結局大戦をほぼ通じて典型的軽戦闘機であるゼロ戦に頼ることになりましたが、これは海軍が軽戦闘機に執着したというより、後継機種の開発に失敗したからといったほうがいいと思います。尤も、カタパルトがない日本空母では重戦闘機を運用することはできませんから自ずと軽戦闘機指向にはなりますけどね。
お礼
回答ありがとうございます。 2000馬力を2個積んだら4000馬力ですよ、圧倒的ぶっちぎり。 後方に回られても旋回銃があるから大丈夫。 複座万歳 鍾馗って重戦なんです?あれ。 屠龍は?
- ithi
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gaiesuburuku さん、こんにちは。 雷電や紫電改も20mm機関砲にしました。疾風も20mmを積みましたね。対戦後半はこういった重戦同士の戦いになります。翼の下にはロケット弾や爆弾の60kgなんかを楽に積む対地攻撃も行うようになりました。
お礼
回答ありがとうございます。 20mm積んでたら重戦とですか? じゃあゼロ戦は重戦とです?
- kaitara1
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現在は誘導弾が発達していますから相手を撃墜するのは誘導弾が主力ですが、当時は搭載している機関銃あるいは機関砲が手段でした。爆撃機のような大きな相手でしたら重い機関砲が有効でしたが、半面敵機からの攻撃に対しては軽快に回避できなかったはずです。戦闘機を護衛する戦闘機も必要になったのではないかと思います。
お礼
回答ありがとうございます。 戦艦に護衛が必要みたいなもんですかね?
- ithi
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gaiesuburuku さん、おはようございます。 ゼロ戦や隼は1000馬力級の軽戦だとかです。でもそれは大戦初期のことですね。メッサーシュミットもそうですね。 P-38、F6Fヘルキャット、F4U、P47なんかは2000馬力級の重戦ですよ。ドイツのフォッケウルフFW190も重戦です。だったら、大火力、強防御力、高出力大型エンジンを積み込んだ双発戦闘機が最強じゃないんですか?でも格闘戦も考えておかないと低空では日本機の性能は侮れないですからね。
お礼
回答ありがとうございます。 重戦って対重爆撃機用の大型複座の戦闘機だと思ってました。
お礼
回答ありがとうございます。 ブラックバーン・ロックやばいです。 独自設計すぎて一瞬で虜になりました。 私がもし軍司令官ならこれを1000機位発注して、 燃料抜いて、取れる部品全部取って地上に並べて対空機銃にします! 2000馬力2個でだめなら2000馬力6基ならどうでしょう! 今度こそぶっちぎり! まあなんというかMig31が好きなのですよ。