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福島原発は石棺にしても水で冷やす事が必要なのですか
福島原発の継続する惨状を知るたびに、もはや石棺にして永久封印する方が、人類の為になる。と、思ったりします。 疑問1-最近報道が絶えていますが、H29年現在、未だ冷却汚染水が溜まる一方なのですか?それを浄化して海に放出する件はどうなっていますか? 疑問2-もし石棺とする事にしても、水冷却だけは未来永劫必要なのでしょうか?20万年も?
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- chie65536(@chie65535)
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>ならば再臨界が起きない距離に塊を砕いて広げてから埋めて石棺にしてしまう案 「再臨界が起きない距離に塊を砕いて広げる方法」がありません。 遠隔操作ロボットを用いても「遠隔操作ロボット」には「電子回路」が積んであるので、再臨界の危険がある放射性デブリに近づけません。出ている「強力な放射線」が「電子回路を狂わせる」のです。 放射線を遮るような、ぶ厚い防護板で電子回路を覆うと、今度は「防護板が重くなり過ぎてロボットを放射性デブリ近くまで移動出来ない」です。 「電子回路のない単純なロボット」では、単純な動作しか出来ないので「再臨界が起きない距離に塊を砕いて広げる」と言う複雑な動作は出来ません。 残るは「ロボットを使わずに人力で」になりますが「近くに1分間居ただけで死ぬような放射線量の場所」で人間に作業させるのは不可能です。 もし、人間を「放射線を遮るような、ぶ厚い防護板で囲う」と、今度は「歩く事も作業する事もできない」でしょう。 「再臨界が起きない距離に塊を砕いて広げる方法が皆無」なので、その案は実現不可能です。
- chie65536(@chie65535)
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>疑問1-最近報道が絶えていますが、H29年現在、未だ冷却汚染水が溜まる一方なのですか?それを浄化して海に放出する件はどうなっていますか? 溜まっている、と言うか、流入、流出しているのは「地下水」です。 冷却水は、人為的には注入していません。 炉心の地下に、陸側から地下水が流れ込んで来ていて、炉心の地下で放射能汚染され、海側の地下に流出しているのです。 >疑問2-もし石棺とする事にしても、水冷却だけは未来永劫必要なのでしょうか?20万年も? 石棺化する場合、大規模な「地下ダム」を築いて、陸側から流れ込む地下水を堰き止めて、地下水が炉心の下に流れ込まないような処置をしなければ、石棺化する意味がありません。じゃないと「汚染地下水がダダ漏れ」ですから。 そして、問題なのは「地下水脈の辺りまでメルトアウトした核燃料デブリが、地下水により冷却され、再臨界せずに済んでいる可能性がある」と言う事です。 地下ダムにより「地下水の流入を止めた」場合に、地下水脈付近にある核燃料デブリが「冷却されなくなる事により、再臨界する可能性がある」のです。 再臨界すれば、石棺など軽く突き破る、大量の放射線が長時間に渡って放出されます。 メルトアウトした核燃料デブリは「近くに1分も居れば、確実に死ぬ量の放射線」を出していますから「取り除く事は事実上不可能」です。 現状では「汚染地下水が漏れている状態では石棺化は無意味」であり「地下水を堰き止めるのも危険」なのです。 つまり「打つ手が無い」と言う事なのです。
補足
地下水流入を止めて汚染水の流出を止める、大規模ダム作って地下水止めてもデブリの再臨界防止のための冷却水が要る、ではデブリを取り出せば良いがそれも至難な事・・・わかりました。が、ならば再臨界が起きない距離に塊を砕いて広げてから埋めて石棺にしてしまう案は無いのでしょうか?
- maiko0333
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石棺といえばチェルノブイリでしょう。 チェルノブイリは現在、石棺が崩壊し再石棺作業が必要な状態です。 放射能は分厚いコンクリートも崩壊するのです。
お礼
デブリを壊すためのロボットの電気電子系統が高レベル放射能でやられて動かなくなる、理解できます。パワーマニピュレータには油圧機もあるから、電気電子系統は遠隔化とか保護が出来て大丈夫でしょう、東海では廃炉作業で実際に使われてますね。