在学生でも卒業生でもありませんので、あくまでも参考までに。
「八千代松陰」と聞くと、どちらかと言えば高校の方が有名ですね。
特に関東大会以上の実績を持っているさまざまな運動部があるので、文武両道...といったところでしょうか。
ただ、千葉県は東京に比べれば私学志向よりも公立志向が強いです。
八千代松陰は、中学受験の業界的にはそれほどレベルが高くなく、それゆえに広範囲から水準の高い生徒が集まるというわけではないため、生徒の質には微妙なところがあるでしょう。
真面目ではつらつとした優等生が集まるというより、小学校時代にクラスで阻害された経験があったり、地元の公立中学が荒れているため、気が弱い性格上、怖く思っている....など、何らかの問題で地元の公立中学に進学したくないという思いのある生徒もそれ相応にいると思います。
高偏差値の私立中学ではないので、向上心ゆえに入学してくる...というよりも、何らかの負い目を感じて入学してくる生徒もいるでしょう。
ただ、難関大学合格を目指した中高一貫教育...というのが売りでもあるので、それこそ高校部で特進クラスへと進むのであれば、もちろんそれなりの大学には合格できる学力が身につくと思いますが、それこそ高校部はスポーツ推薦入学者が幅を利かせてしまうイメージもあるので、特進クラスでないならば、文武両道...とはいえ、スポーツにも打ち込みたい、という気持ちのある生徒でないとなかなか馴染みにくいところがあるかもしれません。
校舎が中学部と高校部でほぼ同じですし、一部の部活動は中高一緒に練習していたりもするので、学年を超えてコミュニケーションを取れる能力が求められると思います。
お子さんが新しい環境ですぐに誰とでも親しくなれるような性格であったり、運動が好きなのであれば、特に問題はないと思います。
ただ、新しい環境になじむのに時間が掛かる、やや引っ込み思案な性格であったりする場合はそれなりに覚悟が必要だと思います。
同じ市内にあるということは、ご近所の公立中学に進む現在の同級生などと日常的に出会う機会も多くなるものの、学校が違えばどうしても疎遠になっていき、地元で疎外感を味わう羽目になります。学校に馴染むのに時間がかかってしまう場合は、逃げられる場所として地元の友達...などがいるといいのですが、同じ市内だとかえって「あいつは私立お受験組」というレッテルで、浮いてしまうこともあるので、お子さんの性格が社交的かどうか、というのが最重要なところだと思います。
ただ、総じて高いレベルの私立中学ではありませんが、規律はそれなりに厳しいものの、男女共学で勉強にスポーツにしっかりと取り組める...という点では、決して悪くはありません。
また、コミュニケーション能力が必要とはいえ、それは実際に入学してから高校部との交流などで自然と育まれるものでもあるため、どうなるかわからない公立中学に行くよりも、お子さん自身の視野も広がるとともに親として大学進学などの将来設計がしやすいと思います。
お礼
詳細に回答いただきありがとうございます。 確かに親しい友達から離れて、新しい友達を作れるか心配ではありますね。 参考になりました。 ありがとうございました。