テストステロンは性差ホルモンで母親の胎内にいるときから分泌が始まり一生分泌されています。
このテストステロンの分泌により男性という性別が決まるのです。
テストステロンの分泌は思春期に入る11~12歳頃からその分泌量が増え、思春期が終わり男性という成人の性別が決定し安定する18~20代前半で分泌のピークが終わります。
しかし最近の性医学の研究でこのピークを過ぎても分泌量が増加することがわかってきました。
実はテストステロンは性差ホルモンであると共に性欲ホルモンなのです。
テストステロンが分泌されることで性欲が高まりオナニーやセックスがしたくなります。
このテストステロンは女性も分泌され、テストステロンが分泌されることで女性も性欲を覚えオナニーやセックスがしたくなります。
女性のテストステロンの分泌量は極微量ですが、生理前、排卵期になると分泌量が増えてセックスがしたくなります。
女性の発情期で、これは排卵期に合わせて発情することでより確実な妊娠を促す為です。
一方男性はいつでもセックスができるように、常に一定のテストステロンが分泌され性欲を維持しています。
しかしオナニーもセックスもせずザーメン(精液)を射精しないと前立腺に貯まったザーメンの排泄を促す為にピークを越えるテストステロンが分泌されて急激に性欲が高まり、オナニーやセックスがしたくなります。
つまり性差ホルモンとしてのテストステロンの分泌のピークは18~20代前半ですが、性欲ホルモンとしてのテストステロンの分泌にピークはありません。
男性はテストステロンと共に思春期に入る11~12歳頃からアンドロステジオンというホルモンの分泌が始まります。
アンドロステジオンは性腺刺激ホルモンで生殖器を刺激してぺニスの勃起と成長を促し、スペルマ(精子)を形成する精巣、ザーメンを分泌する前立腺などの生殖能力を維持します。
つまりアンドロステジオンが分泌され勃起能力、射精能力が維持される限り、性欲ホルモンとしてのテストステロンの分泌にピークはありません。