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粘液種(心臓)と脳梗塞の関係について
先日母親(76歳)が脳梗塞で倒れました。元々が高血圧でその少し前に脈が速くなって診てもらったところ「心房細動」の診断を下され条件は揃っていました。 ところが今回入院した先で「粘液種」と診断されました。(大きさは心房の半分位とのこと)医師からは年齢的に心臓の手術には絶えられない、しかし確実に再発(脳梗塞)はする、といわれています。また、ネット等で情報を見ると具体的な治療方法は無い、などとも書かれています。同じような年齢で改善の例(改善で無くても・・)があれば教えてください。その他に今後気をつけることなどあればよろしくお願いします。
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今回起こした脳梗塞についてですが、 1)心房細動によって心房内の血液がよどみ、心房内に血栓が出来やすくなります。これが頭の血管に飛んでいって脳梗塞をおこした、とするならば再発を防ぐため抗凝固療法(ワーファリンの内服)が必要かと思われます。お年よりの方は心房細動になる頻度が多く、心房細動自体を完治させることは不整脈薬を使っても難しいことが多いです。ただし心房に負担をかけるような状態(心不全や弁膜症)を治療することによって心房細動が治ることもあります。カテーテールアブレーションといって心臓の神経を「焼く」(治療成績はそれほどよくありませんが)治療法もあります。 2)今回「粘液腫」と診断されたそうですが、粘液腫はとてもやわらかい腫瘍であるため、ちぎれてその破片が頭の血管に詰まってしまうことがあります。もしこのような状態となった場合、飲み薬や注射で完治させることは不可能ですので外科的に手術して摘出するのが最善の治療と思われます。というより、これを見つけた時点で手術の絶対適応と考えます。 高齢者で著しく心機能や他の臓器の機能が悪ければ別ですが、年齢だけで手術の対象外となることはありません。ただ一般的に高齢者ほど手術の危険は高くなりますが…。 主治医の先生が「年齢的に」とおっしゃているのは心機能等が悪いからなのでしょうか。その辺を確認されたほうがよろしいかと思います。 放置した場合、脳梗塞の再発はもちろんのことですが比較的大きな粘液腫のようですので、これが僧房弁内にはまり込んで突然死することもありますので出来るなら外科的に手術されることをお勧めします。
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- kennedy2
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一外科医です。 76歳という年齢的な因子で、手術に耐えられないと判断されているのでしょうか? 必要があれば、80歳代でも手術をします。 まして、脳梗塞の再発必発ということであれば、手術を考慮すべきと思いますが・・・。 1)全身状態を評価して耐術可能かどうかを外科的に判断すること、また手術時のリスクを的確にはじき出すこと。(たぶんこれは外科医のほうが正確にできると思います) 2)脳梗塞予防のための抗凝固療法(ワーファリン)を開始すること 以上2点をアドバイスします。
お礼
早々の回答ありがとうございました。抗凝固療法は実施しているようです。ただ、手術の出来ない理由については、補足にも書きましたが、まだ確認できていません。いろいろな情報によると、どうもとんでもない病院へ入院してしまったようで、少し落ち着いたら、いい病院で変わろうと思っています。また、質問を入れるかも知れませんので、今後もよろしくお願いします。ありがとうございました。
お礼
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補足
satorareさんへのお礼がはいらなかったので、ここへ入れます。 適切な回答ありがとうございました。実は今回わかったのですが、主治医と思っていた人は実は外科担当医でした。主治医は多忙な様子で、看護婦に手術の出来ない理由を確認して欲しいと言っても、「まだ、確認できていません」という返事を繰り返すばかりです。ましてや患者が直接合って話し等出来る環境ではなく、少し落ち着いたら転院を考えます。ありがとうございました。