• ベストアンサー
※ ChatGPTを利用し、要約された質問です(原文:着物の染色の色を作る職人さんは単純な色を作らない)

着物の染色の色を作る職人さんは単純な色を作らない

このQ&Aのポイント
  • 着物の染色の色を作る職人さんは、単純に2色を混ぜて色を作るのではなく、他の色を混ぜて深みを出すことで綺麗な薄赤紫の色を作り出します。
  • 2色でできる色を3色、4色混ぜて作る理由は、濁りを避けるためではなく、深みを出すためです。
  • 3色、4色で作った色は、単純な2色の組み合わせでは表現できない独特の雰囲気や豊かさがあり、着物によって異なる伝統や価値観を表現しています。

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • E-1077
  • ベストアンサー率25% (3258/12620)
回答No.2

一口に赤色だけを取り出しても、多種ありますよね。 全部同じではない。 色を混ぜると濁るという固定観念が良くないのでは? 日本画をやっている友人がいますが、そういう考えはない様子です。 友禅画家もいますけれど・・・。 黒色だって、着物の世界では赤に染めてから黒を掛けます。そうじゃないと深みが出ない。 紳士服売り場に行ってごらんなさい。 同じブラックフォーマルであっても、高いものは光沢があり色に違いがあります。 一度深緑などで染めた後に黒を掛けるととても良い感じになります。 いきなり白生地に黒で染めたものはとてもチープです。 色の深みとは、味の深みに似ています。 鰹節だけで取った出汁よりも昆布を含めた出汁の方が複雑で美味しいですよね。好みの問題はともかくとして・・・。だからラーメン店でもスープにはいろいろなものを入れて作るんですよね。 基本的に三原色から色は生まれますが、そこに既存の色を入れるとまた違う風味が出てくるのです。 藍染技法だってものすごい化学反応で出来ているわけで・・・。そういう意味で染色は奥深いですよ。 画法だって同じ。 血の色を出せずに、本物の血を使うとか・・・。そういう世界ですよ。

orange-house
質問者

お礼

うわ、 凄く良く理解できました。 そういう事なのか。 自分の概念で、別にそれは目に見えない領域なので、そんな複雑な事をするよりももっとシンプルにした方が良いのでは?と思ってたのですが、どうやら間違っていたようです。 なるほどなぁ、 出汁だと思えば良いのですね。 凄く分かり易かったです。視界がファーっと開けた感じです。 確かに仰る様に、深緑を塗った後で黒を掛けるとか、赤に染めてから黒を掛けるとか、違う色に見えると思います。 そこが深みなのですね。 表面上は同じに見えていても、人それぞれ、実は見え方が違うという部分。 人によっては深緑が透けて見えて、緑っぽい黒になるとか。 同じように混ぜる事であっても、人によっては緑の粒子が見えているかもしれないですね。 昆布の味を感じるとか感じないとかと同じで。 あぁ、感動しました。 回答、ありがとうございました。

その他の回答 (1)

  • Postizos
  • ベストアンサー率52% (1786/3423)
回答No.1

顔料もそうですが、染料もある物質が持っている固有の色を使っています。 全ての色の物質があって無段階に染料を作れるというわけにはいかないのです。つまり実際には混ぜないと作れない色があります。 それとたとえば補色同士を混ざると変なグレーぽい色ができますが、これは黒を薄く染めた同じ濃度のグレーと違って他の色、たとえばそのグレーを作るために混ぜた元の色を置いたときに、影響を受けやすい、いろいろな色に見える、「ひびく」という現象が起きやすい色になります。 これは、理屈では説明しにくいのですが、おそらく微妙な不均一とか、光の具合による色の見えの違いで起こるのでしょう。 透明水彩で着彩画を描くときにバックに黒を薄めたグレーをいきなり置かないで色を混ぜて作ったよごし色を、全体との様子を見ながらのせていくように教わったおぼえはないでしょうか。 色と眼や脳の働きはまだ分かっていない事も多く、その道の人はいろいろな効果を経験からつかまれていて引き出してくることができるのでしょう。 単純に言葉にできる色や形よりも、いろいろに解釈できたり多様に感じるほうが工芸として深みがあって面白いとされているように思います。 また、偶然によるおもしろさも人間が頭で考えた物を超えて、人を超えた自然の領域に近づける手段として取り入れられているように思います。

orange-house
質問者

お礼

なるほど、同じグレーっぽい色ができても、 補色同士を混ぜたものと黒からできたグレーとは違うという話、何となく理解できました。 「ひびく」という現象、面白いですね。 そんな事があるのですね。 ちなみに、透明水彩画は勉強した事がないのでよく分かりませんでしたが、よごし色を載せていくというのは勉強になりました。 私は、一般的には色が混ざらないと言われている日本画をやってましたので。 しかも、誰にも教わらずに独学でやっていた為、技術はありません。 とりあえず、色を見分ける能力だけはあると思ってます。 工芸の世界は、奥深いですね。 単純に「面白味」と言っても、いろんな要素がありますものね。 回答、ありがとうござういました。

関連するQ&A