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イタリアン・スーパーカーのドアの開き方
ランボルギーニなどは左右に開く一般的なドアではない、跳ね上げ式と言うか何と言うか上方向に開くドアになってますが、何かメリットが有ってあの様なドアを採用してるのでしょうか? タワー・パーキングとかはケージの天井につっかえて具合悪そうですが。イタリアにはそんな駐車場は無いのでしょうか?
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初めまして。個人的な意見ですが、まあ一応「カーデザイン」を生業にしていた事もある者の意見としてお聞きください。 ランボルギーニがカウンタックを皮切りにして採用している前ヒンジ/上開き式のドアですが、機能的なメリットは「ほぼ、ない」と言って良いと思います。 それでも採用する意味は、カウンタックにおいては「ドライバーの着座位置が前輪に対して相対的に前寄りのため通常のヒンジ・ドアが設けにくく、また車体構造上サイドシル(ドアの下端から下のボディ部分)の天地寸法が必要なためにドアの上下寸法が小さくなってヒンジを設けにくい。またベンツ300SLのように屋根にヒンジを設けるガル・ウィング式では屋根の補強のため重心が高くなる」などの問題があり、これに対する解決策として考案されたのがドアの前端を回転ヒンジとして上に開く形式のドアです。 これはカウンタックと同じデザイナーであるカロッツェリア・ベルトーネ(マルチェロ・ガンディーニ)の作であるアルファロメオ・カラボ(添付写真)が広く人の目に触れた最初の例ではないかと思います。これは1969年のパリ・モーターショウ(パリサロン)で発表された作品ですが、この当時からこのドアを何と呼ぶかについては定まっていませんでした。 「ガル・ウィング(鴎の翼)」というのは屋根にヒンジがあって上に開くというのが典型で、メルセデスベンツ300SL(クーペ)は別名「ガルウィング」と呼ばれるほど有名です。日本では軽自動車のAZ-1で市販例があります(どちらも構造上のサイドシル問題の解決策としての採用でした) で、このカウンタック形式のドアについてはこのガル・ウィングを含めて「インセクト・ウィング(甲虫の羽)」とか「シザース(はさみ)」などとも呼ばれてきましたが、最近では「シザース・ドア」という呼び名が定着しつつあるようにも思います。 ただ最近のランボルギーニにおいては、この形式のドアの採用は「伝統芸」「様式美」に近いものだと思いますよ(ウラコ/ガヤルド/ウラカンなどの、最上位の下のスポーツカーは通常の形式ですし)。 ご参考になれば。
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- tadasi8
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ランボルギーニのドアはガルウイングですね、メリットとしては狭い場所での乗り降りがしやすい、サイドシルを高く出来るので剛性UPする、それとランボルギーニはバックする際後方視界が殆どゼロですからガルウイングだとドアを上に開けて体を少しドアから出したまま後方を見ながらバックすることが出来ますと言うかこの方法をとらないとバックする際の後方視界が全く見えないためです。 デメリット、ドアの調整が結構面倒で費用もかさむのととにかく普通の開閉式ドアに比べてパーツ重量が増えることですね
お礼
ご回答ありがとうございます。
車高が異様に低く座席が寝てるので乗り降りの際に広い開口部が必要になります。 そのために普通に開くと場所を食うってのはあるでしょう。 知人が物凄く車高が低いロータスヨーロッパって車に乗ってますが駐車場で隣の車が邪魔で乗れなくなってしまうとか降りられないケースが多々あるそうです。 上方に跳ね上げれば隣の車を気にせず広い開口部が得られるってのは有るのでは?
お礼
ご回答ありがとうございます。ロータスヨーロッパですか。懐かしい名前です。70年代の人気漫画『サーキットの狼』風吹裕矢の愛車でしたね。
- tzd78886
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そういう目的で採用したとは思わないけど、狭い場所では隣の車にぶつけることなく開けることができるのは長所でしょう。タワーパーキングなんてものは狭い日本でこそ考案されたものなので、あんなものを乗り回すような人はそもそも利用することを想定していないはずです。 シザースドアーと言いますが、横転すると開けることが不可能になるので、ガラス窓を割るハンマーの常備が必須になります。
お礼
ご回答ありがとうございます。なるほど、隣に駐車してる車にドアが当たる心配はないですね。
- 中京区 桑原町(@l4330)
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ガルウイングと言います かっこよいでしょ、それだけです
お礼
早速のご回答ありがとうございます。格好が良いのは分かりますが、格好だけなんでしょうかね。
お礼
詳細なご回答ありがとうございます。大変、参考になりました。