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木製横矢板を撤去しなくても大丈夫か
6階建てRC建物を建築するにあたり、土留め工事後、親杭H鋼と木製横矢板を撤去せずに埋め殺すとのことです。長い間に鉄や木が腐ると思うのですが、大きな問題とならないのでしょうか。このようなやり方はよくあることなのでしょうか。
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1.通常は矢板背面を緩めるので撤去はしない。 ただし、地上から数メートル、1.5m位は撤去を行う。 構造物と矢板の間隔が狭いため撤去できないように土止め杭位置を設計している。 矢板が腐り、その空間が沈下の原因になることはあるが、地下水いかにある場合は 木材は通常には腐らない。昔は基礎杭として木の杭が使用された。現実、掘り出すと 100年程度でも杭はしっかりとしている。 ゆえに矢板を埋めた場所は、5年、10年、20年.30年と監視して、地盤の沈下が ある場合は、盛土をしてやるのがいい。 ただし構造物は掘削したから立ち上がっているため、何ら影響はない。 2.矢板撤去、杭を抜く場合 構造物と矢板の間を60cm位にすれば、作業員が中に入り撤去は可能ですが土を埋めなが ら 杭と構造物の間に捨て梁をしながら矢板を撤去しなければならない。その後地上まで 矢板を撤去、杭を抜く工程になる。 杭は隣との境界付近に打ち込まれ構造物はぎりぎりに通常は設計されるため、非常に不経 済になる。土地が広く、杭と構造物の幅が確保され、矢板を撤去しても背面のゆるみが隣 の家、土地、公共の道路や構造物に影響を及ぼさない場合は、矢板、杭は撤去し、杭の抜 いた後は、空隙にセメントモルタルなどを注入して隙間を埋めることが重要である。長い 間にはこの隙間分の沈下が発生する。これが非常に重要であるがこのための機材、新攻守 となるためなかなか実施されないのが通常である。 以上
お礼
返信できているかどうかわからないので、もう一度お詫びとお礼をさせていただきます。 ご回答いただいていたことに気付きませんでした。 お礼が遅くなり、本当に申し訳ございません。 詳細なご説明をいただき、よく分かりました。 本当にありがとうございます。