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インフルエンザワクチンは 効果ないって本当ですか?

私の知り合いの現役のお医者さんが 今のインフルエンザワクチンには 予防効果も軽症化効果もなくて、 インフルエンザの予防接種は 詐欺被害にあうのと同じだって 言っているんですが そして 今アメリカで 新しいインフルエンザワクチンの 開発中らしいのですが 本当のところは どうでしょうか?

専門家の回答 ( 1 )

回答No.7

こんにちは。 インフルエンザのワクチン接種については毎年議論になりますね。 質問者様のお知り合いの医師の方が仰ることは過激ではありますが、全く間違っているとも言い切れません。 インフルエンザのワクチンは車のシートベルトのようなものだからです。 シートベルトしてても残念ながら事故には遭ってしまいますね。 シートベルトには事故を無くす効果はありません。そういう意味では予防効果はないと言えます。 インフルエンザのワクチンはその年に流行する型を予測して製造するものです。当然ハズレの年もありましたし、新型が出てきてしまうとワクチンでは対処できません。しかしです。 去年のシーズンからインフルエンザワクチンは「4価」というものになりました。4種類の型のインフルエンザウイルスに対応するというものです。それまでは3価でした。 3価のうち2つは固定されていました。その固定されていたのは2009年に新型として流行したA(H1N1)pdm09と、いわゆるA香港型と言われるA(H3N2)です。 この2つが固定なのは遺伝子の変化が余り見られないので当たりやすいことと、外れても類似型が多いため症状を軽減できる効果があるからです。それと、A型は重症化することが多く、より重点的に予防する必要があるからです。 のこりの一つがB型のワクチンだったのですが、このB型も2種類ありますがB型は症状も比較的軽いため3価のときはこちらで予測をすることになります。 B型には主に山形系統とビクトリア系統というものがありますが、以前と違ってどちらか一方ではなく混合して流行することが増えてきました。そうなってしまうと予測の意味もなくなるため4価ワクチンの導入に踏み切ったわけです。欧米が先行していました。 ちなみにA型については昨年は遺伝子に大きな変更があったこともあり、今シーズンのワクチンは使用するウイルス株の型を変更するようです。常に研究されて改善されています。 ワクチンを打っても打たなくてもかかる時はかかってしまうのがインフルエンザ。 しかし年代によってかかってしまった時のリスクは大きく異なります。 意味がない、何の効果もない、そこまで言い切ってしまうのは些か乱暴な言説であると認識しています。 ご参考になりましたら幸いです。

mdhdis
質問者

お礼

回答 有難うございました! こんなに議論になるワクチンも 珍しいですね~ シートベルトは事故を防ぐ訳じゃないですよね~ 軽減する為なんですが 知り合いの医師は ワクチンは軽減する効果もないと 断言しております 確かに予防が100%ではないなら 効果ないと言う結論には なりますよね~

ココカラファイン 薬剤師(@cocokarafine) プロフィール

ドラッグストア・調剤薬局を全国約1300店舗展開しているココカラファインのWEB担当薬剤師です。 健康、美容についての気軽な相談相手として「お友達以上お医者さん未満」のような存在を目指してます。 ...

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