弱毒生ワクチンというのは生きたウイルスそのものですが、ヒトでの増殖能を失わせたものです。
ポリオやおたふくかぜなどです。
特徴は病原体そのものを体内にいれるわけですので、効果が数年から数十年続きます。
ただ、弱らせたたけであるため副作用などの危険性もあります。
インフルエンザは不活化ワクチンです。
不活化ワクチンは殺してしまったインフルエンザの残骸や弱くしたあるいは無毒化した毒素をもとに作られたワクチンです。
副作用の危険性は少ないですが、効果が短いです。インフルエンザでは3カ月くらいしか効果がありません。だから毎年接種しなければいけませんし、効果が3カ月ほどなため、インフルエンザが猛威を振るう11月頃に接種しなければいけません。
普通の方は一般的な副作用しか起きないと思いますし、確率的にもほとんど起きないと思います。
インフルエンザワクチンには微量ながら卵由来の成分が残存していますので、これらによって発赤やじん麻疹などの局所反応やアナフィラキシー・ショックが出現する可能性があります。卵アレルギーの人はワクチン接種を避けるか、注意して接種する必要があります。
鳥インフルエンザの予防ワクチンですが上記の弱毒生ワクチンか不活化ワクチンかはわかりませんし、副作用などに関してもわからないためなんともいえませんが、インフルエンザワクチンとの併用に関して言えばできると思います。