画像から考えると鉢が小さ過ぎるようです。間違いないと思いますが、
鉢の中で根が一杯になり、これ以上は根が張れない状況になっていると
思われます。葉が萎れて来たのは、根詰まりが原因と考えられます。
ただ植替え時期は過ぎていますので、今年は管理を十分にされ越冬させ
て、翌年の5月に入ったら一回り大き目な鉢に植え替えられる事を勧め
させて頂きます。時期としては5~8月です。
強い光線を好みます。年間を通して室内ばかりではなく、夏場は屋外に
出して十分に光線を浴びせさせます。あくまで自然の風に当てる事は必
要ですが、扇風機やエアコンの風が直に当たる場所は避けましょう。
5℃以上で越冬しますので、5℃を下回りそうな時期が来たら早々に室
内に取り込みます。その時はガラス越しで十分に光線に当てます。
間違ってもレースのカーテン越しで管理をする事は避けましょう。光線
不足になると元気を失います。またその場所が5℃以下になる場合は、
簡易ビニール温室等で寒さから守るようにします。
水遣りは春から秋までは鉢土の表面が乾けば与えます。この時に見た目
で判断をしないで、必ず自分の乾いた指で確認しましょう。
夏場は毎日与えるのが基本ですが、ただ状況を考えないで与えてしまう
と根腐れを起こす危険があるので良く考えてから与えましょう。
冬は休眠しますので、1ヶ月に1~2回程度で乾かし気味にします。
与える時は必ず鉢底から水が十分に流れ出るまで与え、鉢皿に溜まった
水は面倒でも捨てる習慣を持ちましょう。
冬場にエアコンや暖房器具を頻繁に使う時は空気が乾燥しますので、こ
の時は定期的に葉水をします。霧吹きにぬるま湯を入れて葉の裏や表に
ぬるま湯を噴霧します。これは水遣りとは別の作業です。
葉が萎れても枯れた訳ではありませんから、別に切る必要はありません。
葉が萎れたからと切っていては、その内に枝は全て無くなってしまいま
す。枯れて駄目になったら切れば良いだけの話しで、管理を十分にされ
れば葉も元気になる場合がありますので、むやみに切らないで下さい。
春先にアブラムシが発生します。ゴキブリではありません。この場合は
室内であっても発生します。発生したらスミチオン乳剤を屋外にて噴霧
しましょう。そうしないと葉の樹汁を吸われて萎れてしまいます。