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小説家を目指す若者の経験と知識についての質問
- 小説家を目指す若者が経験と知識の重要性について悩んでいます。傑作を生み出すためには経験を積む必要があるのか、それとも知識を深めることが重要なのか迷っています。特に宇宙やSF、ファンタジーといった非現実的なジャンルにおいては、自身が経験できない場面や人間関係をどのように描けば良いのか悩んでいます。
- 経験を積むためには人間関係に身を置きながら観察し、そのエピソードを言葉にするしかないと考えています。しかし、憎悪や欲望が渦巻く対立や三角関係、過去の殺人、復讐といった経験は現実的に困難だと感じています。
- 非現実的なジャンルにおいては、映画や漫画、本、専門雑誌を通じて語彙力や文章力を身につけ、参考になるアイディアを得る方法があると思っています。しかし、それだけでは「何だこれ?展開としておかしいぞ」と思われるかもしれません。実際に外に出かけ、プラネタリウムや博物館、美術館を訪れて実物を感じ取ることが重要なのか迷っています。知りたい分野に詳しい友人に相談することも考えています。
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質問者が選んだベストアンサー
作品を読んでいないので憶測にしかなりませんが。 「自分の言葉で書いていない」というのもあると思います。 その中に含まれますが「セリフが生きていない」というのも。 単純に「誰かがそう言っていた」「この表現はいいなと思った」という言葉を引用しているだけだと、やはり面白味に書けます。 たとえば。 焼きたてのお好み焼きにかつおぶしをふりかけたとしましょう。 「かつおぶしが踊る」という表現がありますが、質問者さんは本気でそう思っていますか? 人によっては、熱さでもだえ苦しんでいると感じる人もいるでしょうし、 熱を帯びてかつおぶしが生き返ると感じる人もいるでしょう。 こういう表現を、きちんと自分の中から引き出せていますか? >実際外に出かけた方が断然良いのでしょうか? 机の上だけで、本当に全てを想像できると思えばそれでいいと思いますよ。 ただ、想像だけではわからないから「他人の言葉を借りている」のなら、ちゃんと自分の言葉に出来るようにならないといけないのではないでしょうか。 わからないなら、わからないなりに疑似体験をする必要もあるでしょう。 (よく言われるのが、水の中で無重力の疑似体験をする) そこからどう想像を膨らませていくのかは、本人の力量。 >経験したくても出来ない人間関係(憎悪や欲望が渦巻く対立や三角関係、過去の殺人、復讐等)なんて味わうのも到底無理があると思います。 少なくとも、プロの作家さんや役者さんはしていることです。 と、これだけでは冷たいので、私の教わったことを。 殺人を犯す人の気持ちがわからない。 →でも、蚊は殺したことがありますね。 ・その時、どんな気持ちでしたか? ・ためらいはありましたか? ・喜びを感じたことはありますか? こんな風に、プロは膨らませるようですよ。 >想像だけであやふやに書いては「何だこれ? 展開としておかしいぞ」と思われます。 いわゆる「ご都合主義」ですよね。 これについては、構成の段階の問題になります。 一度きちんと、自分が何を書きたいのかを改めて書き出してみるといいと思います。 その上で「時系列」を整理すること。 必要なアイテムや人物を登場させたいのならば、きちんとその前段階で伏線なりの下準備をしておくこと。 ※自分だけがわかっている。説明不足といった、読者にとってのあいまいさを回避すること。 ここからは個人的な考えになりますが。 私は作品とは、写真のように「世界を切り取る」ことだと考えています。 フレームの向こうにも世界が広がっていて当たり前です。 その世界のどこをどう切り取ることが、一番人に伝えられるのか、伝わるのか。(ここが作者のセンス) 自分の書きあげた作品の向こう側を、どれくらい人に想像してもらえるのか。 そういう意味で「起承転結」だけを考えればそれで終わりだとは考えていません。 文章に乗せない情報を、質問者さんはどの程度考えて、準備していますか。 (世界観の構築だけでなく、「本格的」と銘打ったものを書きたいのであれば、それだけの専門知識も必要になります) もう少し、広い視野で作品を作り、見て、考えることも必要ではないかと思います。 処女作以外に、作品は書かれていますか? 時には別の作品を書いてみてもいいのではないでしょうか。 書き慣れていくうちに、自分の作品のマズさが見えてくることもありますし、今までの展開とは違う展開のアイディアがそこから生まれないとも限りません。 やれることはいろいろと試してみて損はないと思います。 納得のいく作品に仕上がるといいですね。 がんばってください。
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- minamatatanuki
- ベストアンサー率17% (99/551)
こんにちは。宇宙SFを書きたいとの事ですがやはりある程度の宇宙に付いての知識が必要だと思います。 宇宙に付いてのSFであれば読者の中にはかなりの知識を持った人も含まれますのでこれは抑えるべきですね。 カール・セイガンなど有名ですが彼も天文学者でSF作家ですね例えば現在解っている生物は炭素を基礎としていますが同じ役割をする6価でケイ素生物も考えられます。それがどんな生命体になるか想像するのもある程度の知識が必要となります。 また宇宙に約2000億個の銀河宇宙が有るその何十倍もダークマターが存在する(一説ですが)と考えられていますが現在膨張宇宙論が主流で銀河は離れ離れになり形を維持できず凍りつくと考えられています。 また反復宇宙論であればビッグバンからビッグクランチへ向かい一点に集約され消滅すると考える学者もいます。この場合時間は過去へ向かうと考えられます時間は進んでも私たちには気がつかないようです。 色んな考えが有る物で題材には事欠かないでしょうね。 必要な事は本を読むこと、宇宙の写真を見る事は必要です。物事に囚われず書く事。 宇宙の写真を見ているとイマジネーションが浮かんで来ますよ。 面白いSF物を期待しています映画は楽しめますが残念ながら天文学視点から見れば有り得ない事が多く映し出されますのでご注意を。
お礼
ご回答ありがとうございます。 確かに、現段階では私の宇宙関連の知識は不足しており、あやふやに書いてしまっては元も子もないと重々痛感しております。 SF映画を観ている時でさえ、minamata様と同感でございます。 まずは知識、見聞を深めてから本格的な執筆に取り組みたいと思います。 ご期待ください。
- mokha_02
- ベストアンサー率28% (17/60)
いくつか本を紹介します。まずは安部 公房『笑う月』、短い上に読みやすい文体ですのですぐに読めます。かのノーベル賞に限りなく近づいた作者のいわゆる「ネタ帳」、著者の作品の根幹に触れるネタがごろごろ転がっております。 夢を記録し、それを元に創作するというのは誰もが思いつきそうなものですが、それを世間的な評価を冠するような作品にまで練り上げられる人はそうそういないのではないでしょうか もうひとつはショーペンハウエル『読書について』、まんま読書の心得について書かれています、その他にも良書とは何か、悪書は何が悪いのか等々、200年以上昔に書かれたものであるにも拘らずその主張は現代に通ずるものがあります。質問者様がどのような作品を書かれるかは分かりませんが現代でも高い評価を獲得し続けている品に触れるのはいい刺激になると思います >傑作の本からアイディアを得るのはNGでオリジナリティーが無いとも忠告されました そうですね、ですが本に触れること(疑似体験)も経験の一つだと思います、実体験には劣りますけどね。 SFなら大好物なので質問者様の作品が世に出ることを楽しみにしてます
お礼
ご回答ありがとうございます。 紹介してくださった二冊も読破するとともに、少しでも多く実体験できます事に努めたいです。 デビュー出来るように頑張ります。
- ithi
- ベストアンサー率20% (1972/9602)
ch000c0late さん、こんばんは。 政治×近未来sfの作品なら、政治に関するシステムがどう変化していくのかとか、経済がどうの、社会の流行がどうのという情報入手など取材とかでしょうかね。
お礼
ご回答ありがとうございます。 了解いたしました。専門家の先生に直接取材しに行きます。
- t_ohta
- ベストアンサー率38% (5242/13714)
ご自身で経験できなうようなことでも、世の中に実際に経験した事がある人がいるなら取材すると言う事も知識を広める上で必要でしょうね。
お礼
ご回答ありがとうございます。 取材やインタビューも一つの手ですね。
- trytobe
- ベストアンサー率36% (3457/9591)
少なくとも、自分が書いた作品を読んで「何だこれ? 展開としておかしいぞ」と思わないなら、推敲が足りないか、読者の視点で読めていない(作者だから納得しているところを見逃している)、という指摘です。 そんなに簡単に「何だこれ? 展開としておかしいぞ」と思わないレベルに達しているとすれば、それは自分が読者になって自己批判的に読むスキルがまだ足りないかもしれない、と思えるだけの度量をわきまえないといけないよ、という指摘です。
お礼
ご回答ありがとうございます。 何度も何度も見直すことが重要ですね。
- mshr1962
- ベストアンサー率39% (7417/18945)
>経験、とは人生経験のことでしょうか? >それとも知識でしょうか? 人間関係における経験のことでしょうか? 両方ですね。 実際に働いてみるとか、旅してみるとか、経験しないと判らないことって多いです。 恋愛・裏切り・いじめ等人間関係による経験というのもあります。 特定の職業・分野を書くなら書籍や現場取材が必要になることもあります。 >書きたいジャンルが宇宙やSF、ファンタジーといった非現実だった場合 今でこそ当たり前のロボットや携帯電話だってSF小説から生まれたものです。 明確な構造や回路は分からなくても、壊れない限り使えるものとすれば ある程度はあやふやでもいいですし、現代科学で説明できなくても魔法(スキル)だからで逃げることは可能です。 でも独自の世界を作ることには違いないので、自身の設定として出来ることと、出来ないことは明確にしておいた方が良いでしょうね。 >それでも実際外に出かけた方が断然良いのでしょうか? 物によっては出かけた方が良い結果になることもありますので否定はできません。 意外と専門家なら誰でも知ってるけど、一般には知られてないことって多いですので。。。
お礼
ご回答ありがとうございます。 つまり、見聞を幅広くすることで知識・経験の量も加速度的に増えていくということですね。
お礼
ご回答ありがとうございます。 丁寧かつ明確なアドバイスを頂けるとは至極光栄でございます。 初めて書いた処女作も、これといってテクニックをあらかじめ学んでいたわけではなく、無我夢中に書いて出来上がった作品です。 未だ添削中ですが、izumi様のアドバイスも取り入れながら、より良質なものに仕上げたいと思います。頑張ります。