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日本の空港はハブ空港としての役割をどの程度してる?
日本の空港は、どの程度ハブ空港としての役割をしてるのでしょうか?ハブ空港になってるのは、成田空港と関西空港が主でしょうか?
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ハブ空港というのは、そこから周辺地域への乗り換えなどの中心地になるような空港を指します。例えばオランダのスキポール空港は、アジアやアメリカから到着する便も多く、そこからヨーロッパ各地へ乗り換えるのに便利になっています。ですから、利用客数や満足度ランキングで評価するものではありません。 日本で最も大きなハブ空港は、羽田空港です。羽田からほぼ全国どこでも飛行機が飛んでいます。日本国内を移動するのであれば、とりあえず羽田空港に行けば飛行機で行けるところならどこにでも行けると考えていいでしょう。羽田は「国内線のハブ空港」といえます。 成田空港は、アメリカの一部航空会社がアジアへのハブ空港に使っているそうですが、全体的には非常に少ないです。成田空港から日本各地への乗り換えもほとんどできません。海外から成田に到着した人が、また飛行機で日本のどこかに移動しようと思ったら羽田空港まで移動しなければならないのです。ですから「ハブ空港として使っている会社はあるけれど、規模としては非常に小さい。ほとんどハブ空港としては評価されていないレベル」といっていいでしょう。 関空となると、それ以下です。私も軽くネットで調べてみましたが、関空をハブ空港として使っている航空会社は見つかりませんでした。 アジアでは、シンガポールのチャンギ国際空港、上海国際空港、香港国際空港が上位に入るようです。欧米などからの長距離線はこれらの空港を利用することが多いようですね。少し前までは韓国の仁川空港が人気でしたが、近年は成田空港にさえ遅れをとるほどに凋落が激しいそうです。 日本でアジアのハブ空港となるような空港は作れないと思います。それは広さとかどうとかではなくて、日本がアジアの中でも極東アジアで場所的に「端」にあるからです。 シンガポールや香港や上海はアジア(西はインドから東は東京、北は北京から南はジャカルタまで)のどこへ行くにも真ん中に近いので行きやすいです。しかしもし東京からアジア各地に行くとしたら、南回りで来る飛行機なら少し戻ることになるのでそれは時間と燃料代の無駄ですよね。 特に中国は中国単体で15億人もの人的パワーを持っていますから、少なくとも今後15年はアジアの人とモノの流れの中心地は上海か香港ではないかなと思います。 しかし、シンガポールといい香港といい上海といい、開発したのは全てイギリスです。さすがは七つの海を支配しただけあって経済と人の十字路を見つける能力もものすごいものがありますね。
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- 441moe
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日本にはハブ空港と呼べる空港は皆無です。 乗り継ぎできるだけでどこの空港もそうです。 行政とJALの癒着結果でしょう。
お礼
日本にはハブ空港はないというご意見ですね。
- lsKnS18
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そもそも「ハブ空港」の定義が明確でないとーーという根本的な問題があるとは思うのですが… ハブ空港とは一般的には「便数が多い空港」を指しているのでしょうが、本来のハブ空港とは「フライト同士の乗り継ぎが考慮されている」空港を指すべきだと思います。 例えば、アメリカではシカゴ・ダラス・ヒューストン・アトランタ辺りの空港では、A・B・C・D・E・F・Gという複数の空港からのフライトが一定の時間(1~2時間程)に一斉に到着し、同様にA・B・C・D・E・F・GやX・Y・Zなどの空港へのフライトが同じ時間帯に一斉に出発していきます。こうすると、Aから来た人は短い待ち時間で乗り換えてXへ行くことが出きるし、Eから来た人もBに行きやすいわけです。 ここで重要な事は便数の多い少ないではなく「乗り継ぎの便利さが考慮されている」という点です。前述の例であれば2時間程度の乗り継ぎ時間(場合によっては1時間ほどのこともあります)で乗り継ぎができるようフライトが調整されています。その結果として、便数が増えることはままあります。 上記の観点で言えば、少なくとも国際線については成田空港はハブ空港化しています。 例えばANAは参考URLの中央辺りの記述のとおりアジアと北米との間の乗り継ぎを重視した運用を行っています。これは立派なハブ化です。JALも大人の事情で国際線便数を増やせないので目立ちませんが同様の方針でスケジュールを組んでいます。デルタ航空も然りです。どの航空会社も、国際線搭乗口で北米線への搭乗を待っているとアジア方面からの乗り継ぎ客の呼び出しがかなり多いです。 国内線と国際線との乗り継ぎに関しても、国内線の便数は少ないものの成田空港発着の国内線スケジュールは国際線との乗り継ぎを考慮されています。加えて、成田空港の場合はJAL国内線とワンワールド加盟航空会社の国際線・ANA国内線とスターアライアンス加盟航空会社の国際線への乗り継ぎは同じターミナルでできます。これもある意味ではハブ空港として大きな意味を持ちます。この点、羽田空港は内際乗り継ぎには必ずターミナル間の移動が伴います。 関西空港は…開港当初は国内線国際線ともに便数があったこと・全ての航空会社が一つのターミナルを使用していたことなどから、成田空港よりもハブ空港としての可能性が高いという評価でしたが、いろいろな理由で便数が伸びずハブ空港になりそこねたとは思います。 ・・・とここまで長々と書きましたが、そもそも「どこの空港をハブ空港にしよう」などということは利用者の動きを鑑みて航空会社が決めることだと思っています。 成田空港がハブ空港になり得る(あるいはなっている)大きな理由かつ利点は、アジアの一番東に位置しているということでしょう。航空機の性能が向上しているとはいえ、まだまだアジア各地から北米への直行便は少ないので乗り継ぎが発生するわけですが、そのためにはアジア各地から東へ向かい、アジア最東端の成田空港で北米線へ乗り継ぐーーということは理にかなっています。言い換えれば、アジアの中ではヨーロッパから最も離れている日本の空港はアジアからヨーロッパへの乗り継ぎではハブ空港には成り得ないのです。ハブ空港についての議論で香港国際空港やシンガポール・チャンギ国際空港との比較が避けられないですが、この点を見落としがちですよね。 最後になりますが、ハブ空港は必ずしもその国での大都市とは限りません。アメリカを例にとれば、デンバーやミネアポリスといった必ずしも「大都市」とは言えない都市の空港も立派にハブ空港として機能しています。理由は冒頭に記したとおり、「乗り継ぎの利便性を確保して、航空会社がフライトや設備を整備しているから」です。 長文、失礼しました。
お礼
ハブ空港には色々な要素が必要なんですね。
- tknkk7
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Yes AirPlain次第
お礼
どういうことでしょうか。
お礼
国内線のハブ空港は羽田、国際線でハブ空港といえるのは、国内ではないと考えていいんですね。