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修学旅行用列車について
修学旅行用列車について 国鉄時刻表に「修学旅行用列車」というものが載っていたのですが、多くの駅に停車しています。修学旅行の生徒が乗降するだけなら、乗車駅と降車駅だけ停まればいいと思うのですが、なぜそんなにも多くの駅に停まっていたのでしょうか?
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- simotani
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団体定期列車…全ての区間を1校貸し切りにはしないで複数の学校が同じ区間使うなら生徒を定期団体列車に乗せて乗り換えさせた方が効率的だった時代でした。関西から富士山とか関東から長野とか人気の目的地があれば定期団体を運行しておきそれを座席予約にすれば良い。で現地は路線バス車両の貸し切りバス。 が、当時はかなり無茶苦茶な座席割り当てがありました。4人用BOX席に6人或いは8人割り当てで詰め込んだなんて当たり前にあったのです(在来線で団体臨時が組めない場合には8人割り当ては普通にありました)。今ではこんな利用客無視の割り当てしたら鉄道利用なんてしない方がマシと貸切観光バスにしますが、当時は貸切観光バスの遠距離運行が出来るだけの余力も無く、国鉄が長距離輸送の中核だった時代です。航空便利用には国の修学旅行助成が出ない(鉄道やフェリーでも3等<現普通車・2等>しか認めない)とかもあり、がらがらの上等級席を使えないのです。
- FEX2053
- ベストアンサー率37% (7991/21371)
それ以前の問題として、あの頃の東海道本線・山陽本線は、 「信号の関係で通過できない駅」が結構あったんですよ。 停車しないと、出発信号を「青」にできないようになって いたんですから、特急であろうと止まらないといけない。 さらに言えば、運転手が変わる駅、特急に抜かれる駅も 停車することになっていました。 で、そういう「運転停車」まで、時刻表に乗せちゃっている というだけの話なんです。みなさんが言われる通り集約臨は 「臨時」ですから、時刻表編集部側がそのあたりを区別しな かったんでしょうね。つか、国鉄が編集部に提出するダイヤも その辺読みにくかっただけなのかも。 その昔、特急「白鳥」が運転開始したとき、運転停車だった 「能生」駅の時刻が時刻表に乗ってしまい、「おらが村に 特急が止まる」と村総出で旗を振っていたら、ドアが開かずに そのまま発車して村人があっけにとられた・・・という話も あるくらいですからねぇ・・・。
- suiton
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途中駅での乗降を想定しているからです。 たとえば、東京を出発して川崎、横浜、藤沢と途中の学校の生徒を順番に拾って西へ向かうということが考えらます。
- gsmy5
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修学旅行列車についてはこちらの説明も参照してください。 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BF%AE%E5%AD%A6%E6%97%85%E8%A1%8C%E5%88%97%E8%BB%8A 本来、団体で列車を貸し切るには、かなり前に旅行会社を通じて国鉄・JRに申請して、その希望に応じて、どのような時間帯に列車を運行すればいいか検討し、その結果をやりとりしながら運航時刻を確定させていきます。 しかし、実際問題として、東海道線などの幹線に、規定のダイヤの合間を縫いながら、客の希望通りに列車を設定することなど、至難の業です。 ですので、結局は予めダイヤを設定している臨時列車の時刻(以下「スジ」という)を利用して、その臨時列車を運転しない日にそのスジで貸切列車を運行したり、団体列車用に予めスジを設定したりするようになりました。 後者のスジを用いた列車は「集約臨」と言われました。 集約臨のスジは旅行を企画する関係者(旅行会社や鉄道関係者)のみがわかればいいし、その列車は一般の人が乗車できないので、時刻表に掲載する必要はありませんし、それで問題は生じなかったものと思われます。 しかし、修学旅行が盛んになり、修学旅行用の集約臨も設定されるようになると、状況は変わりました。今まで通り旅行会社がそのスジを知っているだけだと、旅行会社は先生方など学校関係者に時刻の説明を一から説明しないといけなくなります。修学旅行の学校の数は今から想像する以上に多く、そんなことはしていられません。 そこで、修学旅行用の集約臨の時刻のみ「修学旅行用列車」として時刻表に掲載し、時刻表を見ればすぐ理解できるようにしたわけです。 いわばセミオーダーの貸切列車ですので、列車の時刻と停車できる駅を一度に示すという意味で、多くの停車駅と時刻が記載されているのです。もちろん、主要駅のみ記載し、あとは前後の駅から推定させてもいいのですが、他の回答にもあるように、他の列車の合間を縫って設定しているので、意外な駅で意外な時間通過待ちなどをすることもあるので、出来るだけ多くの駅の時刻を記載したのでしょう。 実際に貸切列車として契約した場合、それらすべての駅に停まるとは限りませんし、停まった場合でも扉の開閉等はなかったと思われます。
- chie65536(@chie65535)
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時刻表に載っているのは「修学旅行集約輸送臨時列車」だと思います。 修学旅行集約輸送臨時列車には、通常の特急や急行と同じく「ひので」「きぼう」「こまどり」「わかあゆ」「おもいで」「とびうめ」「わかくさ」「わかば」「わこうど」「友情」「なかよし」などの名前が付いていました。 これら「集約臨」と呼ばれる列車は、修学旅行専用の定期運行列車であり「色々な駅に停車する」ようにダイヤに組み込まれました。 なので、利用校の修学旅行に合わせた停車駅にはなっておらず、予め停車駅が決まっていて、利用者は旅行社に頼んで「ここの駅からここの駅まで使う」と予約を入れて、ダイヤに合わせて利用していたのです。 例えば、修学旅行専用特急「ひので」は品川~京都の運行ですが「品川から静岡までA校が6両分を使用、品川から京都までB校が6両分を使用、静岡から名古屋までC校が5両分を使用」などと言う運行が可能だった訳です。 つまり「1校だけがチャーターした専用列車ではない」のです。 このように「定期運行ダイヤに組み込まれた、修学旅行専用列車」だったので、場合によっては「乗客無しで運行」もしていました。 一応、普通の列車と同じように「行ったら帰って来ないといけない」ので「往路は利用があって、復路は利用がない」とか「往路は利用がないが、復路は利用がある」という場合は「片道は乗客なし」で走る事になります。 とは言え「往路と復路の両方とも、完全に利用客無し」だと、運休にしても構わないので、その場合は運休にしていたか、一般客が乗車できる臨時列車を運行していたと思われます(当時の資料が無いので、確かめられません) 例えば「こまどり」が運行されていない時期は、同一のダイヤで臨時準急「ながら」が運行されていました。
- cactus48
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まず修学旅行用列車は貸し切りですが、通常のダイヤには入ってません。 そのため通常のダイヤを妨げないようにするため、通常ダイヤとダイヤの 極少ない時間を利用して運行されていました。だから一気に目的地に行く 事が出来ないから、多くの駅に停車している訳です。 今でも同じですが、時刻表に貨物列車の時刻は記載されていませんよね。 だけど貨物列車は頻繁に走っています。これと同じだと考えましょう。
補足
停車しても、運転停車でいいのではないでしょうか?