結局のところは「澤の穴はそう簡単に埋まらない」ってことだと思いますよ。なでしこジャパンをよく見ていましたけど、澤選手のポジショニングの絶妙さ、異常なまでの視野の広さ、パスの正確さは女子サッカー界では世界的に見ても突出したレベルでした。「女子サッカー界のマラドーナ」だったと思います。
あと私が気になったのが、現キャプテンの宮間選手について澤さんが「彼女(宮間選手)は責任感が強すぎて抱え込むタイプなので、抱え込み過ぎていないかが心配」というコメントでした。そういうタイプって、本質的にキャプテンじゃないのですよ。だからひとつにまとまれてないのではないかなと思います。「お局様」がいないのかもしれませんね。女社会って結局お局様がいないとまとまらないですからね。
そしてどうにもならないDF選手のレベルの低さでしょうね。近賀(31)、上尾野辺(29)、岩清水(29)、鮫島(28)、有吉(28)、田中(27)、熊谷(25)となっており、しかもこの中で一番若手である熊谷選手は25歳にして「ピークを過ぎたのは明らか」ですからね。「今が旬のDF選手」がいないのです。佐々木監督も若手選手を何人も起用したのですが、どうにも上手くいきませんでした。宇津木選手は私は元タレントのお姉さんも知っているのですが、なでしこでは何度も起用されながら「ほとんど消えてばかりの選手」でした。いろんなポジションで使われてたんですが、どれもなんだか「寝てるのか、消えてるのか」ってばかりでしたね。
最悪なのはGKで、期待された山根選手はダメでしたねー。あれなら私が監督でも福元選手を起用します。本人のポジショニングが悪いだけじゃなく、DFの統率もちゃんとできてないって感じでした。女の子としては魅力的ぽいので、遠慮していえない性格なのかもしれませんね。それはいち女性としては魅力的でも、アスリートとしては致命的な欠点になりえますね。
前大会終了時から佐々木監督は「次の世代が伸びてこない。みんな遠慮している」と危惧していましたが、結局次の世代ののびしろが見えてこずに終わってしまいました。ただチームスポーツにおいては「黄金時代の後」ってのは得てしてそういうものなのですけれどもね。
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