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高齢者のカテーテル手術時の全身麻酔について
78歳の母のカテーテル手術をするのですが、現在腰が曲がっております 本人は全身麻酔を希望しているのですが、高齢者のカテーテル手術では全身麻酔は可能ですか? 病状は大動脈弁狭窄症です。 病状は医師より重症とのことです 手術方法=大動脈弁カテーテル手術(TABI)で行います。 3月初旬に手術予定です お忙しい中、回答のほどお願い致します。
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こんばんは 危険性も考えて部分麻酔になると思います 主治医の先生とよく話し合ってください
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- rokutaro36
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大動脈弁置換手術は、本来ならば、人工心肺を用いた全身麻酔での 開胸手術で行うことが基本です。 なぜなら、この術式の安全性、使用する人工弁の耐用年数などが すでに確立しているからです。 しかし、高齢者では、人工心肺の合併症である脳障害の発生比率が 上ることが問題なので、できれば、人工心肺を使いたくない のですが、従来の方法では不可能です。 これを解決したのが、TAVIです。 TAVIでは、人工心肺を使いません。 患者の体に負担の少ない手術(低侵襲手術)として、TAVIは 優れた手術ですが、若年層では、適用になっていません。 なぜなら、使用する人工弁の10年単位での長期耐用年数が 証明されていないからです。 つまり、長期の安全性が確立した手術ではないのです。 だから、TAVIは、高齢者など従来の手術では問題がある 患者だけに適用となっています。 でも、全身麻酔で行います。 全身麻酔より局所麻酔の方が低侵襲です。 カテーテル手術でも、大動脈弁拡張手術(BAV)は、局所麻酔です。 では、なぜ、TAVIは、全身麻酔なのか? (欧米でも、TAVIは、全身麻酔が主流です) カテーテル手術では、どこに心臓の弁があるのか、 直接、見ることができないので、その代わりになる方法が必要です。 TAVIでは、その「目」の役割を果たすのが、経食道エコーです。 つまり、口から胃カメラのような管を飲み込んで、 食道から心臓を超音波(エコー)で映し出す方法です。 胃カメラと聞いて、想像するのが、吐き気の苦しさです。 心臓の手術中に、患者が、突然、吐き気で苦しみだしたら、 どうなってしまうでしょうか? 言うまでもなく、手術を安全にすることができません。 他にも、局所麻酔では、血行動態が変動する等の問題があります。 なので、TAVIは、全身麻酔なのです。 つまり、TAVIは、全身麻酔で行うことが前提であり、 全身麻酔に耐えられない患者は、基本的に、 手術の適用外なのです。 それでも、手術が必要な患者はどうするのか? という問題は、ご質問の内容とは関係ないと思われますので、 省略させていただきます。
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回答ありがとうございました
- kurione
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まず、何故TAVが選択されたかです。重症大動脈弁狭窄症に対する一番の治療は大動脈弁置換術ですが、高齢やリスクが高く外科手術の適応とならないケースもありお母さんも手術による侵襲は無理と判断されてTAVIが選択されたと思います。手術だけではなく患者さんにとって侵襲となるのは全身麻酔です。本来は局所麻酔下での手術でしたが日本においては手術中の検査や、体動のため全身麻酔が主流なようです。(患者さんの全身状態で判断されます。)必ず手術承諾書の際に局所麻酔か全身麻酔か、局所麻酔から全身麻酔に切り替わる可能性について説明があります。患者さんが怖いという理由で麻酔の方法は決めません。 また前屈(腰が曲がっている)ことに対しては手術室の看護師をはじめ医療スタッフは長時間の同じ姿勢で起こりうる圧迫による神経麻痺を防ぐための知識と経験を持っており、執刀医と綿密な術前ミーティングを行うはずです。
お礼
回答ありがとうございました
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