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中国と言えば、龍のマークが有名ですが・・・
中国と言えば、龍のマークが有名ですが、あれはいったいどのような意味があるのでしょうか?
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天子(中国皇帝)の代名詞。 中国の神獣の1つ。 あまり知られてない説によれば、中国には「対等合併派」と「吸収合併派」の2の流れがあって、龍は対等合併派(禅譲派)の旗印。因みに吸収合併派の象徴は「鳳凰」。 と言ったところでしょうか。 天子(皇帝)の代名詞としての龍は、5本爪です。皇帝を表す時(皇帝の使用品)は5本。各地の王は4本。龍の絵をふつうに描く時は3本となっています。 したがって、古い焼き物を見せられて「これは昔、皇帝が」とか言っても、爪が3本だったりしたら、偽物で決まりです。お土産品。 天子の乗り物は「龍駕」。天子の顔は「龍顔」。その他、龍にまつわる言葉いくつか。 ちなみに、地に伏してまだ天に昇らない偉人を「臥龍」などとも。 龍には1枚鱗が逆さまにはえているところがあって、そこに触れると龍が激怒すると考えられているところから、皇帝(など偉い人)に激怒されるのを「逆鱗に触れる」と言います。 神獣という点では、雲を呼び「雨」を司ると考えるのが一般的。 鯉は滝を登って門をくぐりそして龍になる、という伝説から、「鯉の滝登り」「登竜門」という絵や言葉ができています。 ちなみに、ほかの神獣は、鳳凰、麒麟、亀。 中国の2つの勢力の旗印とみる説(某有名小説家の随筆で見た記憶)では、龍はさまざまの動物を少しずつ取り入れて作り上げて何がなんだか分からない形。日本の銀行でも、合併されるといろんな名前を取り入れて非常に長い名称になったりしますが、いろんな民族が和合しようとするとそうなる。 他方、鳳凰は、基本は鳥。いろいろくっついてはいるが基本は明らかに鳥。これは1つの勢力(鳥)が力で他方をねじ伏せて吸収合併した時のスタイル。 中国では古来から(実際は簒奪でも)「禅譲」をもって良しとするので、皇帝を象徴するのは、対等合併派の「龍」となった(のではないか?)、という説。真偽は不明。
お礼
由緒あるものなんですね。