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音声ファイルの劣化について
- 音声ファイルの劣化について質問があります。
- youtubeでアップしたピアノの演奏曲の音声ファイルを保存し、クリアで響きある効果音に編集したいです。
- 再び加工編集する際、無劣化のエンコーダーでも音質劣化するのか疑問です。
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少々記述がしつこくなりますがご容赦下さい。 >H.264/AVC/AAC CL192kbps 動画データが「H.264/MPEG-4 AVC」方式、音声データが「192kbpsのAAC」方式で圧縮され、MP4のコンテナのファイルフォーマットで記録されたファイル という意味ですね。ファイルの拡張子は、コンテナの種類を判りやすくするために便宜上付けられたものですから、中身のデータフォーマットとは直接の関係はありません。再生できるのであれば拡張子がなくても問題はありません。 ファイルデータに対して、何がしかの変換を行う際に「無劣化」で行うためには、内部処理の途中でもデータをデコードすることなく、圧縮された状態そのままを取り扱うことのできる処理方法でなければなりません。変換前と同じ形式で出力されたデータであっても、「再エンコードしない処理」を経たものでなければならないのです。当然できる処理には制約が生じます。 動画データ(画像)の場合だと、各フレームのキーとなる部分(キーフレーム)単位に削除することはできますが、色調を変えたり画像のシャープネスを変更したりすることはできません。 同様に音声データに対しても、劣化させずに一部を切り出したり削除することはできても、残響や効果音などを付加・音量を変更したりすることはできません よね? >取り出した音声ファイルを再び加工編集するために使った場合~ >音質劣化しちゃったりするのでしょうか? 上記のような制限がありますから、劣化させずに追加・改変を伴う加工編集はできません。よく「無劣化で編集」という言い方がされていますが、この「編集」は切り出し・削除にしか過ぎません。(ソフトによってはエンコード済みのデータを「挿入」できるものがあるかもしれませんが) 最もご要望に近い方法は、 ・動画をそのままダウンロード ・動画ファイルから音声データをなるべく高品質なツールでデコードし、WAVファイルにする(デコードなので劣化はしません) ・WAVデータの状態で効果音?を追加(ミキシング)、その他音質を調整 ・欲しいコンテナ形式とそれに合ったエンコーダーで圧縮(圧縮の方法や設定によってはここで劣化します) ではないかと思います。 音声データしかないのですから、極端に言えばFLACやAppleロスレスでも良いでしょう。再生時に不便でなければコンテナはMP4でも構いません。効果の程は判りませんが、今流行のアップコンバートしてみるのも面白いかも。 「エンコード」とは特定のアルゴリズムでデータフォーマットを変換することですから、「無劣化のエンコーダー」とは、正確に言えば可逆圧縮方式のエンコーダーでしかあり得ません。 また他人が書いた物を読む際、「MP4」というのがMPEG-4というエンコーダーの種類を示しているのか、コンテナの種類を示しているのか、単なるファイル拡張子のことを言っているのかに留意しないと話がゴチャゴチャになってしまいます。(書き手も読み手も、エンコーダー/コンテナ/拡張子の関係を理解していることが前提です) これは単なる私の予想・懸念ですが、ピアノの音は周波数レンジが広大・アタックが鋭く・独奏曲であれば他の音が混じっていないので、192kbpsでは元のCDの音に近づけるのは難しいと思います。高音域がカットされ、条件によっては圧縮音源独特のノイズが聴き取れる部分が生じるかもしれません。
お礼
詳しく回答して頂きありがとうございます。 MP4動画と書けば分かるかなと思っていた私が甘かったです。混乱させてしまって申し訳ありません。 回答してくださったことを参考にして、アップコンバートしてみたりしたいと思います。 勉強になりました。本当にありがとうございました。