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PC業界が型番の桁を上げたくない理由
標記の件、上手く言い表せないので例示で出してみます。 ●NVIDIA社GeForceの場合 xxxx番台(附番)標記→GT(X)xxx(附番) ●AMD(ATI)社RADEONの場合 xxxx番台(附番)→X(HD)xxxx→Rx xxx ●Intel社 チップセットの場合 xx5n→nxx→nxx0 と、どうもあまり大きな桁数を使いたがらないようなんですが、何か理由とかあるのでしょうか? 唯一、メモリの規格でPC-xxxx標記で5桁超えるのが例外みたいですが…
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質問者の掲げている数字の話で行くと、特にグラフィックボードとRAMの数字には意味があります。 刷新された新技術となると、各社製品名のルールを変えていたりするので数値が若くなったりします。 これは、他の業界にも言えると思います。 新しさを強調する為に、今まで使っていた製品名を変えたりするのは良くあることです。 チップセットで言うと、「Intel 900 チップセット ファミリ(RAMで言うところのDDR、DDR2を使うマザーボード)」辺りまでは「GL960 Express チップセット」というように900番代まで伸ばしていたのですが、「Intel 3 Series(RAMで言うところのDDR3を使うマザーボード)」より「X38 Express チップセット」と言うように2桁に戻しています。 ただ、最新のSkylake対応の「Intel 100 Series」が、「Z170 Express チップセット」と言うように順調に数字を上げてきているので、今回も900番代まで行くかもしれませんね。 その他、単純に製品名として長ったらしくなるのを避ける意味合いもあるでしょう。 寿限無みたいに長い製品名になっては、インパクトは有りますがパッケージデザインに支障が出たり、覚えてもらいにくかったりしますよね? また、IR活動などでPRするときも、正式名称で " 口に出して言う " わけですから長い製品名では紹介する人が大変ですしね。 日本語だと百や千や万と言った数字に関する " 音韻 " は短いのですが、英語にするとそれらの数字の " 音韻 " が長くまどろっこしさが分かるかと思います。 英語圏の西暦の読みが、千桁百桁と十桁一桁で区切って言っているのを知っているかと思いますが、これもまどろっこしさ故なんでしょうね。同様に、お金もの読み方も区切って言う場合が多いかと思います。 ただ、製品名ですから、例えば5220とあった場合「Five Thousand Two Hundred Twenty」とは言わず単純に「Five Two Two Zero」と言う話もあるでしょうが、これが1万桁、1千万桁と言うように増えていった時、数字の単語を聞いて製品名として「イメージつきやすいか?」「わかりやすいか?」と問われれば、多分英語圏の人でも分かりにくいと言うのではないでしょうか? 1千万桁とか1億桁になるとバーコードの数字みたいな感じになるわけで、「バーコードの数字を一度だけ読み上げるから復唱してくれ」となるととてもじゃないけど無理ですよね? それこそ寿限無という訳です。 こういう理由もあり、日本でもそうでしょうが、大きいローマ数字を " 製品名 " として付けたがらない傾向にあるんだと思いますよ。 補足として、下記にグラフィックボードとRAMの数字の読み方を簡単ですが載せておきます。 NVIDIA 例:GeForce 9800 GTX(旧世代) 1)GeForce:ブランド名(第5世代のみ「GeForce FX」になる) 2)9:世代(9,8:DirectX 10/7,6:DirectX 9.0c/5:DirectX 9) 3)8:グレード(9>8:ハイエンド/7>6ミドルレンジ/0~5:ローエンド) 4)00:バージョン(00:標準/25:高性能/50:より高性能) 5)GTX:性能指標(Ultra>GTX>GTS>GT>GS>無印>SE>LE) ※「GTX+」や「GTX2」というのもありますが、意味はそのままです。 例:GeForce GTX980(現行品) 1)GeForce:ブランド名 2)GTX:グレード(GTX:ハイエンド/GT,GTS:パフォーマンス/GS:メインストリーム/G:ローエンド) 3)9:世代 4)80:性能指標(90>80:ハイエンド/70>60:メインストリーム/00~50:ローエンド) ※数字の後に、「M」や「Ti」と言った英数字が入ることもあります。(例:980Ti,980M) 「M」は、主にノートPC用のグラフィックボードに付きます。 「Ti」は、更に高性能化を計ったグラフィックボードに付きます。 ADM 例:Radeon HD7990(旧世代) 1)Radeon:ブランド名 2)HD:グレード(HD>X>無印) ※HD解像度に対応していると言う意味でもあったります。 3)7:世代 4)9:同世代内での性能差(9>8:ハイエンド/7>6:ミドルレンジ/5>4:ローエンド) 5)90:百桁の同数字内での性能差(90>80>70:高性能/60>50:標準) ※HD8000番台は、OEM商品だったと思いますので、HD7000番台以降のモデルはRシリーズになります。 ※その他、下三桁と下二桁にノートPC版や廉価版、特注品だとか分かる数字が割り当てられていたりします。 例:Radeon R9 280X(現行品) 1)Radeon:ブランド名 2)R9:グレード(R9>R7>R5) 3)2:世代 4)80:同グレード、同世代内での性能差(単純に大きい方が性能が良い) 5)X:同グレード、同世代内で,より高い性能が得られるものに与えられる記号(例:R9同士であれば、290X>290>280X>280) ※AMDによると、4桁から3桁に変わった理由は「従来の型番表記ルールでは,OEM向けを入れると8000まで到達してしまい,数字が足りなくなってきたから」と言う話です。技術的にも新しいのもを取り入れていますし、呼び方を変えたのでしょうね。 ※その他、3桁数字も200番台から始まるのですが、その理由も特に意味はないそうです。ですので、Rシリーズではグレードと末尾2桁を見ると、性能差が分かる簡単な見分けになりました。 RAM(質問者さんが触れられている中で、これが唯一 " 製品名 " でなくて規格表記になりますね) 例:PC3-12800(DDR3-1600)240Pin UDIMM 4GB 1)PC3:モジュール規格 2)12800:転送速度(モジュールの転送速度。単位はMB/s) 3)DDR3:チップ規格 5)1600:クロック数(チップの性能。単位はMHz) 6)240Pin:接続する部分の金属端子の数(規格によってPin数が違います) 7)UDIMM:規格(主に、DIMM,UDIMM:ディスクトップ用/SODIMM:ノートPCや一体型PC用/RDIMM:サーバー用) 8)4GB:メモリ容量 ※「PCX」と「DDRX」は対応関係にありますので、例えば「DDR4」としか書かれていなくても同時に「PC4」であると置き換えれます。 ※「12800」と「1600」も同じ意味と捉えることが出来ます。 数式としては、1600MHz x 64bit = 102400Mbit/s = 12800MB/s(1bit=8byte)と言った感じです。単純に、1600に8を掛けるというように覚えてもらってもいいかと思います。また、例えば「PC3-10600(DDR3-1333)」の様に、数値としてズレることもあるのですが、規格の記載方法として略称している為です。 その他、1GB≒1000MBなので商品説明として、「DDR3-1600を搭載し、最大12.8GB/sのデータ転送レートを実現」と記載があったりしますがそう言う相互関係があるからです。 ※規格についての表記は、必ずしも上記に上げた通りではないので、過信せずに増設する場合には注意しましょう。 ※その他、CL(CAS Latency)やECC(自己修正機能)とつくことも有ります。気になれば、どの様な機能なのか調べてみて下さい。
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- alien5
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名前が長ったらしくなるだけだからでしょう。