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ISOについて
ISOが高くなるほど画像が荒くなるそうですが、 コンデジで最高ISO1600とかもう少し、一眼など高いもので1万超えますよね? 高いものは、高いISO値でも、綺麗な画像を維持できるシステムがある、と言うことですか?
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まず、センサー(撮像素子)は大きければ大きいほど有利です。そのほうがよりセンサーにすべての面で余裕があるからです。そして実は、画素数は少ないほうが有利です。画素数が少ないほうがひとつひとつの画素のピッチに余裕があって多くの情報が入るからです。だから同じ大きさのセンサーなら、どちらかといえば画素数が少ないほうが高感度の画質は良くなります。ニコンなんかはわざと画素数を少なくして高感度に対応した機種を作ったりしていました。 そういう点で、オリンパスやパナソニックで採用されているフォーサーズは高感度画質はおせじにもいいとはいえません。高感度画質を重視するなら、最低でもAPS-Cサイズ。できればフルサイズとなるでしょうね。もちろん、コンパクトデジカメでも画質がいいものはないわけではありません。 もうひとつキーとなるのが、画像処理です。実はコンパクトデジカメなどでは、センサーは同じものが複数のメーカーに供給されている場合があります。例えば、ニコンの一眼レフカメラに搭載されているセンサーはSONY製です。SONYから出ているαシリーズで使われているセンサーも同じセンサーなのです。 しかしその写真を見ると、正直ISO1600で出てくる画質はニコンのほうが上です。3200となるともう素人目にも違いが明らかになります。その違いは何かというと、画像処理なのです。 画像処理は写真のノウハウを多く持っているメーカーが有利となります。この点で優れているのはプリンターを作るキヤノンと、元々フィルムメーカーで写真に対しては膨大なノウハウがある富士フイルムです。そこから少し離れてニコン。元々カメラメーカーではないSONYはセンサーメーカーであるにも関わらずどうしても劣ります。はっきりいって技術もノウハウもないパナソニックは失礼ながらお話しにもなりません。まあこの辺はパナソニックはちょっと同情するところもあります。カメラのノウハウって、一朝一夕には築けないのです。 高ISOでの画質は、昔も今もキヤノンの一眼レフが一番ですね。そこは揺るがないところだと思います。
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>高いものは、高いISO値でも、綺麗な画像を維持できるシステムがある いいえ、そういうことはありません。 各メーカー共、独自で努力・工夫しているのが現状で、システムとして確立した技術に基づいているものではありません。 基本的にコンデジは画像の質より大失敗にならないことを優先にしています。 普及タイプ… そうですね… 2万円でお釣りがくるくらいのコンデジと考えていただければいいかと思いますが、メーカーや機種によって多少の差があるとはいえ、それらは概ねISO400辺りが画質のボーダーラインです。 それでもISO1600とかISO3200が可能なように作られているのは、「画質に難があるのはまだ我慢できるかもしれないけど、シャッタースピードが上がらなくて大きくブレたりしたら我慢どころの話ではないから、そちらを避けることを優先にしたい」というのが根底にあるからです。 普及タイプのコンデジは、何も考えずにシャッターを切ってもまあまあ撮れることを求められるケースが多いですから、どうしてもそのようになってしまいます。 一方、一眼レフその他のレンズ交換式や、コンデジでも高級を謳っているものは、基本的にカメラに結構なお金をかけられる人がメインターゲットです。 そして今日現在、それらの人の心を揺さぶる要素として「ISO感度がどこまで上げられるか」というのは一つのトレンドとなっています。 拡張感度(使うことはできるけどがっかりするかもよ、という感度)とかで区切られていたりしますが、拡張感度でも使える感度の限界が上がった → だったら通常感度の範囲ならむっちゃキレイなんじゃね、という可能性だけで買ってくれる人が結構いるのです。 実際にどうかは使ってみないと分からない部分でもあるのですが… つまり生産する側としては、画質でどうかはともかく、使える感度の上限を上げておいて損になることは少ないのです。 もちろんやり過ぎればクレーム殺到になるでしょうが、それを恐れて自重しても、他メーカーがやってしまえば追従しないと、今度は「技術力で遅れたメーカー」と揶揄されかねません。 ですから今後も画質は二の次にISO感度の上限は上がっていくと思われます。 これからはより一層、ユーザーが画質の許容範囲を見極めて、ISO感度を設定することが重要になるのではないかと私は考えています。 最後になりますが、今回の私の回答は多分に私見が含まれていますので、そこをご理解の上解釈していただければと思います。
お礼
使える範囲が広ければ、使う側の要望に合う可能性が高くなる、 技術であとは頑張って、みたいな感じなのでしょうか。 今までオートばかりでしたが、ISOとかさわるとコンデジでも変わりますね。 条件によっては、あまり抑えると「露出アンダー」なんてのが出ました。 奥が深いですね。ありがとうございました。
- airwave2200
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はい、そうですね。 他の方もお答えされている通り撮像素子の大きさが一番に挙げられますが、素子自体の感度や増幅技術の向上でかなり綺麗な画像を維持出来るようになりました。 ソニーα7sなどではISO感度が400000を超えています。 ですが、どのカメラをもってしてもISO感度を上げる事で画質は落ちます。
お礼
すごい数値のがあるんですね。 技術でカバーできるということなんですね。 ありがとうございました。
- shinotel
- ベストアンサー率51% (945/1825)
高級機、または高額機はなぜ高級と言われるのか、高額なのか考えてみましょう。 コンデジとの比較においてまず言えるのは撮像素子の大きさでしょう。 長辺1cmあるかないかのものと、35mmフィルムと同等サイズの撮像素子の原材料の歩留まりを考えると、大きい方が値段が高いのは目に見えています。 一時期、画素数競争が盛んでした。 画素が大きいと高画質という訳のわからない理論がまかり通りました。 個人的にも1/2インチ200万画素と、1/3インチ400万画素のようなカメラの比較をしましたが、圧倒的に200万画素の方に深みのある色合いが出たことを記憶しています。 ISOの話ですが、たしかに過去のコンデジはISOをあげるとたちまちノイズが目立つ結果になっていました。 最近は比較的美しく仕上がっているようですが、これはひとえに撮像素子で受けた光情報を電気的な信号に変換する、通称「画像エンジン」の進化のおかげでしょう。 例を挙げるとCANONではDIGIC、NIKONではEXPEEDという具合に、各社がこの技術にしのぎを削っています。 高いISO値でも、ノイズが目立たなくなったのはこの画像エンジンのおかげと言っても過言ではありません。 なお、コンデジと一眼レフの画像エンジンは同じかというと、ユーザー層の違い、写真を撮る目的、カメラの価格など諸条件から、同じものにはできない事情があると思います。 つまり、高級機は高級機なりの身なりをしている、それだけのことですね。
お礼
それなりの技術が組み込まれてるんですね。 コンデジしか知らなかったので、 最初、1万を超えるのを見たときは驚きました。 ありがとうございました。
- i-q
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はい、 カメラが大きいからですが。。 ノイズは電気的なノイズと熱などです。 あと、光を受けるセンサーが大きいと ノイズの影響が、減ります。 カメラが大きいいと、熱が分散して 熱ノイズが減ります、電気的なノイズ元もセンサーと離す事により、 ノイズを軽減できたりで有利です!
お礼
大きさですか。 ありがとうございました。
お礼
高い技術を持つ日本でも、メーカーでなかなかの差があるんですね。 とても、今後の参考にもなりました。 いろいろ詳しい解説をありがとうございました。