日蓮さんというお方は、仏教各宗派の開祖と比較しても飛び抜けて強烈な個性をお持ちの方でした。日蓮さんは「法華経だけが正しく、あとはファックだ」と言い出しました。さらにこうもおっしゃいました、「我を、崇めよ」と。
そんなお方でしたので、生前から各宗派を殴りまわっていかれました。とにかくあいつはファック、こいつもファック、とケンカを売って回ったのです。まあはっきりいいまして、仏教界のトラブルメーカーでした。
そういう方が開祖でらしたので、折伏というのが生まれたのです。ファックな教えを信じているやつは、救ってやらないといけないのです。正しいのは法華経だけなのです。南無阿弥陀仏とかふざけんなこの野郎なわけです。その伝統がございまして、日蓮宗は昔から宗教論争を吹っかけるのを得意としていました。
んで、織田信長さんの時代に、信長さん公認の宗教論争が行われました。ケンカを売ったのはもちろん日蓮宗、売られたのは浄土宗です。このときは浄土宗の勝ちとされ、ケンカを売った日蓮宗の僧は殺されてしまいました。なんせ戦国時代なもんで。この辺りを皮切りに、日蓮宗のお坊さんも「ヘタにケンカを売るのは命がけ」となったのです。
さらに江戸時代になって日蓮宗に限らずすべての宗派が布教つまり信者拡大を禁じられる代わりに今までの信者は檀家として確保することを許されるようになったので、大手を振って折伏することはできなくなったのです。
だからまあ皮肉な言い方をすれば、某学会のほうが原理主義的というか日蓮さんの教えに近いともいえそうです。
※念のため、我が家は日蓮宗です
お礼
日蓮さんの事がよくわかりました。 ありがとうございました。