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アレルギー(花粉症)の薬
毎年花粉症は悩まされてジルテックを15年以上春先に2か月程服用しておりましたが、ここ2-3年ジルテックがあまり効かない期間があり、今年からアレロックに変えましたが、先生によっては違う薬を出す方もおります。今市場で出ている花粉症の薬で一番強いといわれている薬は何ですか?
専門家の回答 ( 1 )
- 専門家ココカラファイン 薬剤師(@cocokarafine) 薬剤師
こんにちは。花粉症の薬は種類もたくさんありどれがどのように違うのか気になりますよね。 花粉症の薬はどれも一長一短で、単純に強い弱いで比較できないのが難しいところです。しかも効果の出方にかなり個人差があります。 調剤薬局で勤務していた時に患者の皆さまの声を聞いていると、(眠気はともかく)良く効くという声が多かったのはジルテック、アレロック、エバステル、ザイザルです。 この眠気というものが厄介で、抗アレルギー薬としての効きめと眠気を天秤にかけて考える必要が出てきます。 効き目のシャープさには若干劣るが眠気がかなり抑えられているものとしてアレグラとクラリチンがあります。 質問者様がすでに試しておられましたら、これらの薬を使う理由はないということになると思いますが、ジルテックが効かないからと言ってこれらの薬も効かないとは言い切れないのが難しいところです。 次はザイザルをお試しになられるとのことでしたが、いかがでしたでしょうか。 ザイザルで今一つだったのであれば、アレグラやクラリチンも試してみる価値はあるかと思います。 強弱で決めつけず、ご自身に合った花粉症治療薬に出会えるといいですね。 ちなみに、ジルテックとザイザルは兄弟のような薬です。 医薬品の成分は立体構造をしているため、生成時に1:1の割合で立体異性体が生まれてしまいます。 右手と左手のようなものです。 ジルテックは両方の異性体を1:1で含んでいますが、片方は中枢(脳など)にも入るこむことができるため眠気などの副作用の原因になっていました。 この副作用の原因になる方を発生させないように特殊な技術で生成したジルテックがザイザルです。 ザイザルは副作用を起こさない方だけを含んでいるので、ジルテックに比べると半分の用量で済みます。なので、ジルテックの成人1回量が10mgであるのに対し、ザイザルは5mgでいいのです。 しかしザイザルでも眠気を訴える患者は少なくはなく、必ずしも理屈通りにいかないのが薬というものなのかもしれません。 ご参考になりましたら幸いです。お大事になさってください。
ココカラファイン 薬剤師(@cocokarafine) プロフィール
ドラッグストア・調剤薬局を全国約1300店舗展開しているココカラファインのWEB担当薬剤師です。 健康、美容についての気軽な相談相手として「お友達以上お医者さん未満」のような存在を目指してます。 ...
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