ラグビーファンは、多くが男性です。
ですが昨今のラグビー日本代表の活躍によって、たとえば、かつてサッカーファンといえば女性なんてほとんどいなかった時代に、三浦和良選手などが現代で言う「イケメン」ともてはやされ、サッカー選手のルックスに多くの女性が注目(その傾向は現在のサッカー界での選手人気としてはかなり重要ですね)したように、他選手に比べポジションの特性上カメラに映る機会の多かった五郎丸選手のルックスが、多くの女性ファンを獲得したことによります。
また、ラグビー選手のガッシリとした体格は、以前は「マッチョ=気持ち悪い」という意識で見られることが女性たちに(男性にも)多かったのですが、昨今の健康志向の高まりは、フィットネスやトレーニングへ多くの一般人の興味が注がれ、「男性の理想的な体型」に、社会的な変化が訪れている、ということもあります。
また、もう1点、女性人気に火をつけるきっかけとなるのは、同性愛者の視線である、とも言えます。
五郎丸選手の顔・体格ともに、近年の男性同性愛者の中での理想とピンポイントで重なり合っています。性的少数派とは言え、それなりにメディアを動かす力のある人が多いのも事実。そのような分野の人たちの意見が、はじめはさざなみ程度であったにせよ、賛同する女性たちが増えたことで一気に大きな波になったのだと思います。
選手が世間的な人気を獲得すれば、そのスポーツ自体も世間的に人気となります。
「イケメンアスリート」や「美女アスリート」などが続々と現れていますが、それだけさまざまなスポーツの選手が画像や映像で紹介される時代になり、単純な実績だけが人気を呼ぶのではなく、選手が人気のを獲得するには見た目にも気を使わなければいけない時代、というわけです。難儀なもんですねぇ。