セレヴィのようにセブンスの象徴になるような選手でも、元々は15人制から出たプレーヤーです。
現在、どの協会でもセブンスは15人制とは別にスコッドを選びますが、基本的には15人制の選手から走力があってパススキルの高い選手を選んでいます。15人制とのタレントの違いはボールコンテストでの強さやペネトレーターとしての突破力が基準にならないことでしょう。
実際問題として、部員不足でセブンスしか出来ない場合を除けば、7人制は15人制のチームでパススキルの強化やスペースの判断力を高めるためのドリルの一部としてプレーされることが多く、おそらく、セブンスに15人制よりに力を入れているクラブというのはほとんど無いと思います。
ただ、今後、オリンピック種目としてセブンスが採用される日が来ると事情は変わるでしょうね。セブンスオンリーというプレーヤーが登場してくるでしょう。
現在、セブンスの大会は二日程度で終わる日程のサーキットが組まれており、そのほかに選手権がありますが、ワールドカップに相当する規模の大会はありません、オリンピックに採用されればそれが出来るわけですから。
なお、セブンスだけでなく、ビーチラグビーというのもありますが、これも、15人制の余技の範疇です。
コンタクトしてボールを奪い合うというのは、ラグビープレーヤーの性みたいなもので、そういう意味では、15人制こそが本業という意識が強いと思います。リーグ(13人)もタックルはあってもコンテストがないので、なんだかなぁ、ですね。
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なるほど、ありがとうございました。