>一事が万事だとしみじみ実感するようになった出来事
⇒ハワイのマウイ島で泳いだことがありました。
泳ぎ疲れたので、砂浜に仰向けになっていました。ちょっと横を向くと、淡いピンクの花が目に入りました。ハマヒルガオです。近くに小さなシャベルが砂に突き刺さっています。ハマヒルガオとシャベル、これを見て私は「あること」を思い出しました。そして、ハマヒルガオの根元を掘り始めました。
根がかなり深くまで張っています。さらに地中で横に伸びています。埋設された土管か何かのように一文字に伸びる途中の節目から出ている枝が、私の顔の横に咲いているのだと分かりました。さらに節目の一方を掘り進んでみました。数メートル先にまた節目があって、枝が地上に伸びて花が咲いています。
見ると砂地の所々に咲いています。これがみんな地下茎でつながっているらしいことが分かりました。実は、私が思い出した「あること」とは、「日本にはハマヒルガオは3本しかない」ということでした。(「本州・九州・四国にそれぞれ1本ずつ」ということかどうか分かりませんが)それほど地下茎が広く伸びていてみんなつながっている、という意味らしいです。「これは使える」と思いました。
職業柄、学生に時々語ります。ハマヒルガオをたとえに引くこともあります。
「就活の面接でにわか作りで装ってもダメ、それを通して普段の自分が現れるんだから。根っこの部分は(ハマヒルガオのように)みなつながっているんだから。つまり、一事が万事なんだから。有為な人材だという評価を得たいと思うなら、“にわか演技でなく平素から哲学すること”が大切だよ~」と。
お礼
なるほどですね。身にしっかりついている知識や技能なども同じなのでしょうね。同根という言葉が新しい意味を持っているように思えました。ご回答ありがとうございました。