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共用ブレーカーの過電圧で家電が故障?故障の弁償について知りたい
- 賃貸マンションで共用ブレーカーの中性線が壊れて一時的に過電圧が掛かり、家電が故障しました。
- 故障した家電は弁償しますが、一部の入居者からは過電圧による潜在的な故障についても弁償を求める声があります。
- しかし、過電圧がかかった回路や電化製品のスイッチがオフになっていた場合は被害が無い可能性が高く、将来的な故障のリスクも合理的に推定できません。
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どのように引きこんでるんでしょうか?現在では単相3線式が多いので、これを前提とします。 中性線が破断すると、第1相及び第2相は中性線を介して「直列」になるため、コンセントから供給される電圧は100Vよりも大きくなり、場合によっては200V近くまで電圧が大きくなり、通電していた機器が焼損する恐れがあります。 中性線は200V電圧を引きこんでいるものを、中性線を介して「並列」として2相で100Vずつを取り出すために設けられます。ウィキペディアのですが、回路図を見てください。 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8D%98%E7%9B%B83%E7%B7%9A%E5%BC%8F つまり、単相3線式とは、200V2線の並列回路があって、うち1つの200V線に中性線をはさみ100V/100Vの並列回路にします。こうすると、200Vの1線、100Vの2線が用意できます。 100Vのラインは元々200Vですから、中性線が破断すると200Vの1線に戻ります。そのため、100Vラインに接続されていた機器に200Vの過電圧がかかることになり、接続機器が壊れます。 ある機器がコンセントに接続している状態では微弱ではありますが電気がスイッチの手前までは通っています。これにスイッチが許容している(遮断できる)範囲を超えた電流が流れると、スイッチを超えて機器内部に許容していない電圧がかかる可能性があります。雷が鳴ったら電子機器はコンセントから抜くように言われるのはこのためです。 そのため 1.中性線欠相が起きた場合、半分の回路に過電圧がかかるわけではなく、回路上の電圧が中性線で分ける前の電圧に戻ってしまうため、第1相及び第2相に接続されていた機器には200V電圧がかかったと判断できるため、100V電圧用コンセント全てに200V電圧がかかり被害を受けている可能性があること。 2.スイッチがオフになっていても、微弱な電流は手前まで流れている(機器によっては微弱な電流を流すように設計されている)ので、コンセントに接続されていたなら被害を受けた可能性は否定できない。安全設計上はスイッチがオフなら電流は流れないようになっています。但し、TVやレコーダーはスイッチがオフでもスタンバイであれば当然通電していますし、内部電源供給のため常時通電していますし、半導体は通電しやすいためこれらは影響を受けている可能性があります。 3.将来的に壊れるリスクそのものは合理的に推定は出来ないと考えられます。これは過電圧によって引き起こされた焼損が明らかである「現在故障した機器」以外は、故障したという立証が出来ないためです。 一般的な家電製品は100Vよりも多少大きな電圧がかかっても耐えられるように設計されています。ですから、焼損していない(つまり壊れていない)のであれば、危機的には問題ないと考えることはできます。但し、過負荷がかかった事によって「動いてはいるが」中が焼損している可能性は否めません。質問者さんが賃貸マンションの管理者であるなら、こうした事態に備えた保険に加入していると思いますから、一度保険会社に相談されたほうがよいでしょう。
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- kichi8000
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一般的な家電品の瞬間耐圧は250V以上です。 いつ故障してもおかしくないなんて言いがかりもいいとこ。 電圧なんて、電源の入切りでかなりの頻度で変動してる。
- BOLTS
- ベストアンサー率15% (42/271)
電気に詳しいわけではありませんが、損害賠償の観点からいくと 実際故障したものに関してはもちろん責任がありますが、まだ壊れて いないものに関して損害賠償をする必要はないと考えます。 将来的に影響がもしかしたらあるかもしれませんが、将来確実に 今回の件が原因で壊れると証明できなければ賠償責任はないと思いますよ。