「神経膠腫」（悪性脳腫瘍）について

質問

当方の身内が今月上旬（七月）に突然右手足の運動機能麻痺を伴う意識障害に陥り救急搬送後，受け入れ先でCTにかけた結果，脳梗塞と容体から察するがCＴ画像には特に兆候を示すものが無いとのことで経過観察となり
ました。翌日，MRIにかけた結果，「神経膠腫」（悪性脳腫瘍）とのことで余命１年と申し渡されました。なお，今年一月にMRI診断を受けた際には異常が無く，わずか五ヶ月余りで腫瘍が増大したことになり，かつ途中に前兆はありませんでした。
当方もMRI画像を確認しましたが，あきらかに腫瘍と思われる大きな瘤の様なものを確認しました。高齢および持病（糖尿，不整脈等）の為，負担を考慮し外科手術等の積極的治療を行わないことになりました。
現在3週間経過しており，周りの人の声がけに反応するなど意識が戻りましたが，右手足の運動機能麻痺，言語障害（発声不能）および自力で摂食出来ず点滴のみで生きております。
本日，ＣＴ診断の結果，進行が早い悪性脳腫瘍としては本人の反応が徐々に回復傾向にあること，脳に広範囲な出血が見られるなどから脳梗塞の疑いが高いとの相反する診断結果が出ました。（ただし，脳腫瘍の疑いも完全には否定できないとのこと）
ちなみに，血液によるマーカーテストで脳腫瘍判定が出来ないか聞いたところ不可とのことでした。（個人的には出来そうな気もしますが）
今更脳梗塞とされても，すでに初期治療期間を逸しているので処置のしようがなく，病院側の誤診を旨く言い逃れようとしている様にも見受けられます。
および，現在，慢性期病院への転院を要し入院先で紹介状を作成するにあたり，診断責任回避の為，脳腫瘍と断言せず，脳梗塞まで追加している様にしか見えませんが。。。。
以上，長文でまとまりがなくなりましたが，「神経膠腫」（悪性脳腫瘍）か脳梗塞かの判断は非常に困難なのか，および「神経膠腫」により徐々に広範囲出血を伴うことがあるのかなど，誰か知っている方がいればアドバイスの程お願いまします。

回答No.2

Oubli

質問内容についてよく解らないところがあります。医師の説明が不十分だったのか質問者が誤解なさっているのかは判断できないのですが。

具体的には「脳に広範囲な出血が見られるなどから脳梗塞の疑いが高い」という部分です。脳梗塞では動脈が詰まってその先の脳細胞が死にますが、普通は出血を伴いません。死んだ部分が二次的に出血することはありますが、その場合も普通は広範囲な出血ではありませんし、もし広範囲の出血が起きたのなら回復傾向にはならないでしょう。一方、神経膠腫により急激に症状が生じたのなら腫瘍からの出血が疑われます。

さて、MRIを緊急で撮影することは難しいことが多く、普通はまずCTをとります。出血はCTで解ることが多いですが、脳梗塞については解らないこともまれではありません。MRIでは血液循環動態がわかりますから脳梗塞の診断に重要ですが、翌日になってしまったのはやむを得ないと思います。しかし、そこで大きな神経膠腫がみつかったというのが解りません。上記のようにもし脳腫瘍からの出血ならCTでわかっていたはずですし、出血はないが腫瘍があまりにも大きいため症状がでたということならCTでも脳圧亢進などの所見がみられたはずです（それが自然に軽快する可能性はまずないです）。

以上から推測すると、検査上大規模な脳出血があったとは考えられないが、MRIで大きくはない脳腫瘍が疑われる。ただし、これが今回の麻痺や意識障害の原因かどうかははっきりせず、脳梗塞が原因だった可能性が高い、ということのように思います。なぜMRIで脳梗塞が診断できなかったのかなど不明の部分も残りますが。

お礼

早速のご回答有難うございました。当方，医学知識に疎いもので質問内容も支離滅裂かもしれませんが，即座にご対応頂き大変心強い思いです。お陰様で担当医とも再度確認の場を設け，ある程度納得の行く説明を受けることが出来ました。また，何か発生した場合，質問させて頂きますので，その際は宜しくお願いします。

回答No.1

kyushuwalker

脳外科医ではないので詳しくはありませんが、
グリオーマに出血が合併する場合はあるようです。
手術の適応がなければ、造影CTや脳血管造影はしないので、
部位によっては診断が難しいこともあると思います。
一応脳神経外科学会のホームページのURLを貼っておきます。
http://square.umin.ac.jp/neuroinf/medical/204.html
ご参考になれば幸いです。

因みに、入院された病院が、t-PA使用可能な施設でなければ、
最初から脳梗塞と診断しても、予後に大きな差は生じないと思います。

お礼

早速のご回答有難うございました。当方，医学知識に疎いもので質問内容も支離滅裂かもしれませんが，即座にご対応頂き大変心強い思いです。お陰様で担当医とも再度確認の場を設け，ある程度納得の行く説明を受けることが出来ました。また，何か発生した場合，質問させて頂きますので，その際は宜しくお願いします。