＞銀行は回収できなかった債権は、どうするのでしょうか？
銀行は、基本的に「回収できなくなりそうな相手には、金は貸さない」ので「回収不能になる」って言う事態には陥りません。
大昔、そういう「無謀な貸し付け」を行なって破綻した「北海道拓殖銀行」って銀行があったのを知りませんか？
で、銀行ってのは「返せなくなった相手からは、担保を取り上げて、それで穴埋めする」ので、場合によっては「わざと貸した相手を倒産に追い込んで、貸した金が返せなくなる状況を作って、貸した金の代りに担保を取り上げる」って事をします。
３０００万のお金を年利１０％で貸しても、年に３００万の儲けしか出ません。しかも、お金が毎月返済されていけば、取れる利子がどんどん減って行きます。
利子では年に３００万しか儲かりませんが、３０００万を貸す時に３０００円分の土地を担保に入れさせて、土地の価格が２倍くらいに上昇した頃を見計らって、わざと破産に追い込んで、土地を担保として奪い取って、その土地を６０００万で売ると、差し引きで３０００万分の儲けになります。
これを「貸し剥がし」と言います。
銀行は、このように「相手が借金を返せなくても、絶対に儲かるような状態ででしか、金を貸してくれない」ので「借金が回収できなくなって焦げ付く」って事は、絶対に起きません。
