無理じゃないかな。
もちろん、使ってもらえるなら活躍は保障出来る(日本人選手の海外移籍後はまず出場機会自体が激減しているので、イコール選手の能力の問題にはなりにくい)。
ただ、他の報道でもありますが労働許可証発行の前提になる代表出場歴が足りないのは事実な上、特にこの3~4年EU地域の域外からの選手移籍は、前提となるルール以上に厳しく制限しようという流れが主流です。
さらにはすでに移籍前から日本・イングランド共に「スポンサー関連の移籍話」という評価が出つつあります。考えてみればチェルシーが金を欲しがる理由は分かりませんし(一過性のオーナーの財力に頼らず、社外スポンサーの資金提供で運営するのはプロスポーツとしてはむしろ健全)、戦力的に見ても武藤嘉紀クラスのアタッカーを欲しがる事情が見えません。
(否定的な意味ではなく、これまでの海外移籍では出場機会を与えられずに萎えていった選手の方が圧倒的多数という事実もありますから。Jリーグ後の唯一の例外は大久保嘉人。2度の海外移籍で錆び付いたのを国内復帰時に元通りどころかより高いレベルに昇華出来ている。ただ正直その2度の海外がなければ…と惜しみながらも評価出来る)
他国で学ぶという考えより、出場機会さえ与えられるなら、欧州の第2グループ(または第1グループ強豪国の2部リーグ以下など)でもかまわないと思っています。そのための意思疎通の手段(語学・生活習慣の理解)も必要ですが、正直日本からの移籍ならUEFA圏内ならどこでも飛躍と言えるだけの差がありますから(多分Jのトップ選手を東欧諸国のリーグに放り込んでもベンチウォーマーが良いところ)。どこに移籍するのもかまわないですが、まずは試合に出る時間を確実に確保出来ること。それさえ確実なら、といったところでしょうか。
今現在所属クラブに届いているオファーは出場機会についてはかなり「怪しい」ものばかり(特に名前が挙がったチェルシーとインテルはベンチに座れたらラッキー程度)。所属クラブにとっては移籍金ビジネスと割り切れば放出でも利益は上がるでしょうが、出て行った選手が戻ってきたら駄選手に成り下がっていた、なんて事のないように。歴代の代表監督が日本協会やJリーグ各クラブの何に不満があったかと言えば、移籍ビジネスの稚拙さで選手をみすみす潰しているという実態があったから。今季はせっかく2シーズン制になって中間期間での移籍が可能になったのだから、積極的に利用するべきだとも思います。あくまでも「選手の今後が明るい」と思えた移籍に限ってですが。
今夏のオファーはむしろ「積極的に断るべき」と個人的には思います。
お礼
チェルシー断ったら逆の意味でかっこいですね。 ありがとうございました。