ネット・コミュニズムと、資本主義の無根拠性について、御存知ない方も多いので不完全な知識ですが補足します。
国家社会主義とか一党独裁の共産党の命脈は尽きてますが、マルクスが予言したCommunismは違う形で、言わばCommunicationism;交通主義?としてインターネットで実現し掛かってる。あくまで資本主義内部で。つまり計画的イデオロギとは無関係に資本の運動の帰結としてです。
例えば此処や他でも、ポイントが付きますね、評価する,とかで。
此のポイント数が一回1ポイントではなく、評者の任意に任され、気に入ったら一度に何ポイントでも上げられるとする。
さらに、他の多数のサイトのポイントともリンクし、商品とも交換出来るように成ったとします。つまり貨幣経済の流通品ともリンクして、例えば1ポイントが10円とかで、他多数の市場と兌換できるように成る。余った米や野菜などを円経済市場とは別に生産者が(家庭菜園でも良い)出してくればという事。代わりに例えば何でも屋もみたいな作業で、対価をポイントで獲得も出来るようにする。このネットワークが大規模に成るとオルタナの交換経済が成立する事になる。
今の処、質回のコミュニケーションは無償の贈与です。でも贈与価値と云うのが有る。明らかに皆様それを楽しんでますね。
金銭払っても良いような質回もプロ並のコンテンツも有るね。其れも労働の一種なんです、自由労働と呼ばれる。もし気に入った回答なら、何十円でも差し上げたいと思うのも有るでしょう。
さて其れで得たポイントで今度は何かを買って支払ったり、誰かの回答に贈与したりする。此の相互関係をコミットメントと言って、地域通貨のシステムから来たものです。
地域通貨は実際に経済危機の時に効力発揮した事がある。古くは世界大戦の頃、東欧で。近年だと90年代後半のアルゼンチンの経済破綻の時、600万人が此の通貨で生活支えられた(Wiki地域通貨参照)。
さて此れがさらに世界的に繋がって、全てがインターネット決済可能に成ったらどうでしょう?
今や世界の冨の9割が一割?のお金持ちに集中してると言われる。主に金融財産で実体経済の商品ではない。 通貨が上がろが下がろうが普通は機関投資家は儲けを出す仕組み。貨幣を売買するメタ貨幣を一手にする金融は、今や最大の権力握ってる。
此の格差がさらに広がったら、世界の残りの民衆が一気にオルタナの経済市場に雪崩れ込む可能性は有る。大半が食えてるうちは起こらないでしょうが。
つまり、世界のネットのインフラさえ取り込めば、コミュニズム的な経済に移行する潜在性が有り、将来一気運に高まる事もあり得ます。
此れを阻止するのは国家の貨幣制度と税制ですが、インターナショナルなNet決済と物流制度が成立して、実体の品物がそっちに移ったら、けっこう良い勝負になるかも。
ですから此れ以上、格差広がらないよう、流行りのピケティ教授やIMFですら資産課税と累進税率を強化しようとしてます。 其れで不満が収まれば資本市場は続くでしょう。
資本主義は、信用と借金の体系です。株は借金の証書、国の債券も大借金。いつか返す事に為ってる(^^).
小切手などの決済システムも単なる約束事。反故となる可能性も有る。不渡手形とか。だから信用の体系で、元本保証の根拠は無い。
物の売り買いする権利自体を売買するデリバティブとて同様。
明日全員が決済求めたら一気に崩壊するしかない。ごく偶に恐慌と云うのが起きてガス抜き、振出し、リシャッフル。
〉利潤は差益から、と云うのは、
地理的に、安く買って高く売る。と云うのと、
時間的に、設備投資して安く大量生産可能にして、上乗せして利潤にする。其れと成長経済で物価上昇させて、その分の差益を得る。と云う事
だから、地理的な差異と、物価上昇が無くなると存続が危なくなる。その時はサステナブルな経済に移行せざるを得なくなる。
途上国が発展して通貨格差が一様に無くなれば、資源はタダの他の天体か海洋に求めるしかない。其れで各国、巨額な投資してる訳です。
さあ其れが巧く行くか? 取り敢えず石油が終わるなら海洋資源で何百年は持つかな? でも多分ガイアが悲鳴上げるとも思われます。地中のバランスあまり掻き回すと地震津波誘発という事。
其れまでは当分資本市場は続くでしょう。