▽戦後の日本は、本当の市場主義経済では無かった？

質問

▽南出喜久治先生は、「占領憲法（日本国憲法）は殆ど共産主義
憲法である。」と書いておられました。否定する気はありませんが、
１条と２４条を読んでそうご判断なさったのかな？と思いました。
勝栄二郎元財務次官も、対談本に「今の日本はもう共産主義がほぼ
完成しちゃってるよ。何言ってんの。」というセリフがありました。
その通りだと思いますか？南出先生は具体的にどういう現象を指して
現代日本を共産主義だとみておられるのでしょうか？国民主権＝共産主義
だとご指摘なさったおられたと思うのですが。また財務省は、
一応、土地本位制資本主義の建前を取っていると思いますが、
勝元次官は、具体的に言えば、どういう点を指してほぼ共産主義が
完成していると言ったのだと思いますか？やっぱり（今年１月から
課税強化された）相続税と、累進課税制度でしょうかね？あとは
銀行や大企業が倒産したら、税金で救済してきた事を根拠にしているの
でしょうかね？他にもあれば全て挙げて下さい。また根拠があれば、
反対意見でも構いません。わかる方、ご回答宜しくお願い致します。

回答No.3

dragon-man · ベストアンサー

金融、産業に対する国の統制がきつかったですね。そのことを言っているのでしょう。
特に戦後間もなくの産業政策は、社会主義以上に社会主義的と言われました。石炭の産出量から、鉄鋼生産、その配分など、すべて通産省（今の経済省）が取り仕切っていました。民間の自由にはなりませんでした。自動車はトヨタ、日産の２社だけに限ると、ホンダの参入を禁止しました。ホンダの社長、本田宗一郎氏が構わず自動車生産を始めると、いろいろな妨害をしました。８０年代にアメリカとの貿易摩擦が起きると、多くの繊維産業を廃業に追い込んだり、半導体メーカーの輸出量を減らさせたりしました。護送船団方式と言って、大蔵省（今の財務省）銀行経営を統制し、預金金利や貸出金利を自由にさせませんでした。それに反する銀行は潰されました。こんな強力な国家統制をしたのはソ連以上です。とても市場主義経済とは言えません。むしろ社会主義経済に近かったです。今でもその名残が残っています。農業、医療、教育分野への国の強力な規制です。農業や病院や学校経営には株式会社化を認めていません。だから非能率な経営になっています。この岩盤規制を突き崩そうとしている安部内閣は悪戦苦闘しています。株式会社が農業、病院、学校経営が出来ないのは、自由主義国では日本だけです。

お礼

▽dragon-man様、ご回答有難うございました
べスアンにて御礼申し上げます。（ ^ ^ ）

回答No.5

asuki-7

公平性や権利の議論で不都合なことがあると「あいつは赤だ」「共産主義者だ」「社会主義者だ」
と言っておけばごまかせる場合が結構あるんですね。。
しかも論理ではなく、ただ繰り返すんですね、合間合間に呪文の如くです（笑）。

税の累進課税制度なんて民主主義国ではどこも導入していますよね。
2008年アメリカなどでは経済がピンチになって、公的資金注入だってバンバンやって、銀行や金融機関の救済法をどんどん作って、大きすぎて潰せない企業へのモラトリアムやりまくったりしてますからアメリカも共産主義国ってことになりますね。
おまけにアメリカは毎年50兆ほど公共事業を軍事産業経由でやってますしね（実戦費用は含みません）。
あと日本では90年頃にバブル崩壊が起こり経済が大変なことに成りましたが、アホな評論家が日本は金融機関が護送船団方式で社会主義国同然だったから経済がダメになったとかトンデモを言っていました。バブル経済っていうのは自由主義経済下でなければ絶対に起こりえない現象です。社会主義制度であったらバブル経済になりようがありません（笑）。

あいつは赤だ、共産主義だ、社会主義者だ、とか言いだした人をみかけたら「ああ、議論を逃げて、ごまかしたんだな」ということです。場合によっては「共産主義とか言って何、ごまかしてんだ！」ぐらい助言してあげましょう。

お礼

▽asuki-7様、ご回答有難うございました。
感謝致します。（ ^ ^ ）

回答No.4

noname#218778

役人にしたら共産主義国にいるのと同じだからじゃね。(´・ω・`)

お礼

▽macdonaldair様、ご回答有難うございました。
感謝致します。（ ^ ^ ）

回答No.2

titelist1

各々の方々は皮肉を込めて言っているのでしょう。日本は理想社会主義でも出来そうもないような立派な制度になっていると言いたいのでしょう。その一つが健康保険制度で世界に誇れるものです。米国には年金制度はありますが、国民健康保険制度が無いのです。日本の互助精神の表れです。
日本は資本主義経済ですが、利益が貧困層に還元される率が高いのです。ピケティ氏の受け売りですが、日本は先進国の中では還元（トリクルダウン）が多いのですが、アングロサクソンの国である英国と米国が少ないのです。この事が共産主義的だとの表現になっているのです。日本人の同族意識が強いからだと思います。
戦後の貴族制度廃止で伯爵などが居なくなりました。その結果、日本の相続税などは懲罰的なものです。大金持ちも3代世襲すると貧乏人です。これを共産主義と言っているのでしょう。お金を貯めても相続税で取られるので還元が進むのです。英国では相続税が無いのでお金を貯めて子に相続させようとするので、還元しようとしないのです。

お礼

▽titelist1様、ご回答有難うございました。
感謝致します。（ ^ ^ ）

回答No.1

TooManyBugs

最大のものは社会保険制度(健康保険、年金)、労働法制ですね。
正確に言えばどちらも戦中の国家社会主義の名残ですが。

>相続税と、累進課税制度でしょうかね？あとは
>銀行や大企業が倒産したら、税金で救済してきた事を根拠にしているの
>でしょうかね？
これは該当しないでしょう。

お礼

▽TooManyBugs様、ご回答有難うございました。
感謝致します。（ ^ ^ ）