歯学部は全国に国公立と私立を合わせ、29あります。
去年、卒業したのは2200人ほどです。
そのうち、合格したのは1600人です。
さらに浪人生が1000人ほどいて、合格するのは400人です。
昨年の国家試験で2000人くらい新規の歯科医になっています。
厚生労働省の方針で、この合格者を段階的に減らしていく事になっています。
事実、国家試験の正答率は変化がないのに合格率だけ下がっています。
つまり、現時点でまだ毎年2000人以上、新規の歯科医ができており、
1500人というのは目標で、まだそこまで減らされていません。
また、年収300というのは初任給だと思います。
最近は歯磨きの習慣が定着しているせいで、
虫歯が減っているのは事実ですが、
逆に歯周病が増えています。
また、高齢化社会なので入れ歯の需要も増えてきています。
そして、インプラントなどの新しい治療も出てきていますので
治療の対象が移り変わっているだけで
患者が減ってきているという事はありません。
特定の診療科の認定医になると有利だと考える人が多いようです。
将来の日本の社会を想像して、専門を決めるとよいでしょう。
開業については
確かに都会は飽和状態だと言われていますが、
地方ならまだ余地はあります。
それに、勤務医は大きな病院でもない限り、続けにくいです。
なぜなら、新卒の人を教育と称して安く使う方が得だからです。
多くの人は勤務しているうちに、
開業したらどうかという話になります。
開業する場所も何となく周りの人が決めてくれます。
歯学部の受験をお考えでしょうか?
国家試験に受かりさえすれば何とかなります。
歯科医になりたいという強い信念があれば大丈夫です。
ただ、信念が足りないと挫折する学生も結構、います。
補足
回答ありがとうございます。 女なので勤務歯科医師になると思うのですが、その場合30代、40代で年収はどれほどになると推測されますか。また、開業した場合についても、教えてください。 また、なぜ1500人まで削減しないのでしょうか。 それは、そこまで下げなくても将来適正値になると分かっているからじゃないでしょうか。 質問が多くてすいません。 御教授宜しくお願いします。