大雪の夜、チャリと車
その晩チャリは少し悩んで会社を出ました。
朝は新雪だからなんとか来れたけど凍結で夜の方が危険ではないかと。
でもチャリは次の日も朝からあちこち廻らなければならず、
チャリの自宅は会社から幹線道路ほぼ1本で行ける、幹線道路なら除雪されている、
路地は押して行けば。
一般車線の中央を行った、左寄りは雪が残っていて危ない、案の定道は空いていて
後ろの車をイラつかさせるようなこともなく、
あの横断歩道を渡って路地を押して少し行けばもう我がチャリ家だ。
その時右から車に追い越された、で左に車線変更し停止した、右にはタクシーが1台。
車の左側はちょっと通れないぐらい狭い、通せんぼ状態。
チャリは少し車に悪意を感じた、車はずっとチャリの後ろでイライラしていた訳でなく
直前から合流したものと思う、でなければとっくに追い越している、空いているので。
チャリはかなりゆっくり走ってました。
合流したら前にウザいのがいるな、と思ったかな。
チャリは降りて車とタクシーの間を押して横断歩道に向かい、その時車の窓越しに、
一言、「そんなんじゃ通れないだろう。」
車は何を言われているのか解らないからすぐ窓が下がって、
「なんだぁ、なにぃ、なに言ってんだー。」(何を言われたか察しは付いているはず)
チャリは横断歩道の真ん中辺で振り返り、「それじゃ左通れないよー。」
「自転車なんか乗ってんじゃねー、タコ、ったく」
車はチャリよりだいぶ若かった。
歩道に退避するにはかなり後戻りしなければならなかった。
チャリは今少し後悔しています。
余計なことを言ってしまったこと、歩いて帰るべきではなかったかと言うこと。(小一時間)
車の交通に迷惑が掛かるのは解っていたのに、自分のこととしても危険ではなかったかと。
「自転車なんか乗ってんじゃねー」(こんな日にー、と付け加えると)車の方が正しいかも。
特異な状況はお互い同じであり、チャリとしても都合があったし、車も都合が有るだろうし、
こういう日はお互い相手に配慮しながら走行したい。
でも普段でも車は強いし速いから意地悪するし、チャリは弱いからズルをする。
だから車とチャリは仲良くなれない。
チャリの車道走行が徹底され歩行者との事故は大分減ったらしい、でもこれで一番迷惑
と言うか気を使うと言うか、それは車なんだとは思います。
何か聞きたいのだけど何をどのように聞くのか、そんなんで日が経ってしまいました。
道交法の話なんかではないのです。
どちらに非が大きいのか?この日に限って言えば。
チャリの取った行動は無謀かもしれないし、車の停止の仕方は何か意図があった。
それとも雪のせいにしておきましょうか?
では宜しくお願い致します。
お礼
ご回答ありがとうございました! 自転車購入を悩んでおりその際に気になったこのことを質問させていただきました。 自分の無知さを痛感しましたので、勉強してから購入を考えたいとおもいます。 たいへん役に立ちました。